矯正専門医VS一般歯科医

●矯正専門医ってなに?

矯正医院のカウンセリング回りをしている時に、友人から「矯正専門医がいる矯正歯科は信頼できるよ!」といわれた。
友人は、とにかく失敗したくないし、腕のいいお医者さんにしてもらいたかったから、信頼できる先生を選ぶ指標にしたみたい・・・!
矯正専門医か、耳寄りな情報を聞いたぞ!矯正専門医の先生に特化して調べれば、いい矯正歯科医院を見つけられて、矯正シプシーから脱却できるかも・・・!?ていうか早く、矯正歯科決めて、矯正始めたいから、とにかく矯正専門医についてググるしかない!!と私はインターネット検索を早速開始した。

矯正専門医には以下の3種類があり、まとめてみた。それから、矯正専門医の得意分野など、カウンセリング回りした中で、気付いたことも書いてみたので、矯正専門医が気になる人はぜひ読んでほしい・・・!!

矯正専門医の種類

調べてみると、相当矯正経験を積まないと矯正専門医になれないらしい。
例えば、日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)なら、例えば、日本矯正歯科協会は、100以上の矯正治療経験を持つこと、その中で5症例につき能力評価を受け合格しなければならない、矯正専従医としての経験が5年以上あること等かなり厳しい。やっぱり相当スキルが高く、経験を積んだ矯正専門の先生なのね・・・!これは信頼できそう!!

●矯正専門医には得意分野がある?

やっぱ矯正専門医でしょ!と喜び勇んで、それぞれの学会HP自宅から通いやすく、口コミもいい、矯正歯科医院を選んで、いざ参らん!と勇んでカウンセリングに申し込んだ。
でも、少し心配なことがあった。

矯正専門医のしている矯正治療は、ワイヤー矯正が多かったこと。マウスピース矯正も併用している医院もある。
矯正専門医の医院に4つカウンセリングに行ってみた。
マウスピース矯正も併用している矯正医院だったけれど、ワイヤー矯正をお勧めされた。やっぱり、ワイヤー矯正が一番、早くて、噛み合わせも整えられるし、綺麗に治せると言われた。それから、矯正を始めるにあたって、矯正を始めるのにもっとも一般的な方法である、小臼歯を抜く方針の先生が4人中3人だった。先生の印象はみんな、あたたかくも、すごく厳しい印象。
カウンセリングに行き、レントゲン写真や口の中をよく観察してくれたあと、すぐに「あなたの場合は、抜かないと矯正できませんね」と、テキパキと診断をしてくれた。
 カウンセリングをする際に、今はワイヤー矯正治療中で、歯を抜く段階になってやっぱり怖くなり、セカンドオピニオンを受けたい、場合によっては転院したいということを電話で伝えたのだが、その時点で難色を示す医院もあった。予約受付の人から先生に電話口で変わって、「うちは転院は受け付けていません、でもどうしてもというならセカンドオピニオンだけなら受けます」と言っていただけた。
 実際にカウンセリングを受けた後に、「前の先生の治療方針を受け継ぐことはできない」、「やはり転院は受け付けられない」と4院中2院に断られた。
患者はたくさん来るし、面倒そうな患者は敬遠する、よくも悪くも「きちんとしている・しっかりしている」という印象を受けた。
快く対応してくれた医院もあった。そこでも、歯は抜くことが前提ぽい。それでも最大限、わたしの希望を配慮してくれて、まずは歯を抜かずに最大限努力してみて仕上がりを見て抜くかどうか決めてもいいんじゃない?とまで譲歩してくれた先生もいた・・・!感謝!!!
歯を抜かないで矯正してくれると言ってくれた矯正専門医も1人だけいた。でも、ワイヤー矯正をお勧めしてくださる方だった。

矯正専門医は、「ワイヤー矯正+(どちらかと言えば)抜歯派」が得意☆と断言しちゃいます。だから、ワイヤー矯正を考えている人には、おススメです!

でも、私は、閉所恐怖症ということもあり、今度はやっぱりワイヤー矯正も怖い!!という気持ちが高まってきた。今部分的にしているワイヤー矯正が痛くて、これが全部の歯に付けられたら、歯磨きも毎日すごく大変だし、食事もままならないし、なにより痛みに耐えられそうにない!!
それに、綺麗な歯並びはほしいけど、本当に歯も抜きたくないし、ワイヤー矯正も痛そうだから嫌なんだもん!マウスピース矯正は、1日20時間以上付けていられる自信もないし・・・でも、やっぱり歯並びをキレイにしたい!わたしってワガママ!!どうしたらいいの?

●治療を開始したい担当の先生が矯正専門医じゃなかったらどうしたらいいの?

なので、ワイヤー矯正が多めの矯正歯科医ではなく、他の矯正方法も扱っていてなおかつ歯を抜かないことをモットーとしている歯科医院を探し始めた。
後で詳しく記載するが、その中のひとつの歯科医院で矯正治療を開始したいと思う歯科医院があった。
ただ、そこの先生は、矯正専門医ではなかった。
説明も詳しくしてくれるし、親身になってくれるし、評判もいい。でも、矯正を開始する際に、矯正専門医の資格を持っていないことが、少し気になったため、腹を割って、先生に
「矯正専門医についてどのようなお考えをお持ちですか?」
と、聞いてみた。

「私は、矯正専門医という資格に重きを置いていない。そもそも矯正専門医は、スタンダードなワイヤー矯正方法を徹底的に鍛えられるんだよ。だから矯正専門医はワイヤー矯正が一番いいと思って、なんでもかんでもワイヤー矯正をしたがるんだよ。患者のニーズに応えられるもっといい矯正方法はあるのに、スタンダードなワイヤー矯正以外の方法を、あいつらは調べもせずに、絶対に認めないんだよなー。」

ナルホド!確かに、各団体のHPを見ている時に、ワイヤー矯正たまにインビザライン矯正ばっかりのイメージがあったため、矯正専門医はワイヤー矯正に偏っているのでは?と思っていた。やっぱりそうなんだ!
 でも、心の奥底では矯正専門医だけど、あえてワイヤー矯正やマウスピース矯正以外の矯正方法に意義を見出してくれるような先生がいたらいいなぁ~。

●歯科医それぞれに推しの矯正方法がある??

私の希望する矯正方法で矯正してくれる矯正専門医は都内では、私の見つけたところ、ひとりだけだった。その先生にもカウンセリングに行ってみた!
そしたら、やっぱり最終的にワイヤー矯正を勧められた。。。やっぱりワイヤー矯正推しなんだね・・・。ていうか、複数の矯正方法を看板に出している矯正医院もあるけど、その中のどれかの矯正方法を推していることが多く、カウンセリングに行くと、推しの矯正方法を勧められることが多かった。
推しの矯正方法があるなら、最初からHPに書いておいてほしい。。。よくある不動産会社のオトリ物件みたいに、たくさん矯正方法を並べておいて、いざ行ったら、その矯正方法はあまりやってないんですっていうなんて、ひどい・・・時間の無駄じゃないかー!!

●私の結論

すごく悩んだたため、私のしたい矯正について、その矯正を始めた先生にだれに実施してもらうべきか、はるばる電車を乗り継ぎ、聞きに行った。その結果、矯正専門医を持っていない先生が第一人者として有名と聞いたため、資格を持っていない今の先生を選んだ。
今の先生は信頼できるし、いい先生である。でも、なんとなく、矯正専門医の先生が持っているような緻密さ・厳格さ・鋭さみたいなとことはない気がする。
こんな風に矯正専門医でなくても、その矯正方法の第一人者という場合もある。
まだ矯正が終了していないため、仕上がりが分からず、断言できないところでもあるが、わたしみたいに矯正専門医がどんなものか知っていても、あえて一般歯科医を選んだり、その逆もある。
だから、矯正を始める前に、どんな矯正方法をどんなドクターに治療してもらいたいのか、資格がなくても良く話を聞いてくれて説明を詳しくしてくれる面倒見のいい先生がいいのか、譲れないポイントをしっかり決めておこう!

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