15年以上前と変わった事

私が動物病院で最後に働いていたのは、なんと平成18年の事。
遥はるか昔。
約16年振りに働きはじめて驚いたのが、当時は外注検査業者さんに依頼して検査していた事が院内の機械でできるようになっていた事。
外注だと院内の機械より、より精密な結果が出るのかもしれませんが、金額も高額な上に結果が出るまで時間がかかるのがデメリットでしたので、動物と飼い主さんの負担を考えると院内でできた方が良い事なのでまずそこに感動しました。

その分機械の操作方法を覚えるのに必死ですが(笑)
若くもなく機械操作が苦手な脳みそに叩き込むのは大変な事です。
あと獣医師が基本1名なので、その分看護師や受付スタッフの人数だけはいますが、ベテランの子は半日で帰宅&週に数回しか出勤しないのでジックリなんて教えては貰えません。
なのでなぜそうするのかなど詳しい事は後回しでとにかくめちゃくちゃ早口で言われた事を覚えるしかなく、メモも追いつかずの状態でした。
昼休憩時間にメモを見直して書き直すのですが、あまりの速度に字が乱雑になってしまったり書き留めれなく抜けも多いので、いい事を思いつきました。

幸いスマホで色々撮影したりと勤務中にスマホを持ち歩く事を禁止されていない病院ですので、説明しそうだなと察知したら動画でやり方を撮影して後で文章にしたりする事にしました♪

動画には犬の鳴き声なども入りこんでしまったりしますが、カルテの書き方や機械の操作方法など画像だけでは分かりにくい部分が後から落ち着いて見れるのでいい方法だと思いました。
ただし動物病院では保定時に尿や便などが飛んでくる事も日常茶飯事としょっちゅう手洗いをするので、防水スマホじゃないとリスクはありますが。

私は同じ事を何度も教えて貰うのは気が引ける上、自分も何度も同じ事を聞かれるのが好きでは無いのでできれば1回で覚えたいのです。そういう方にオススメです。

以前居た病院はスタッフがみんな落ち着いていて、じっくり教えて貰えたのと、獣医師もたくさんいたのでメモだけで十分でしたし、工程も複雑ではなく無駄がありませんでした。
今はみんな忙しくなくてもなんかバタバタしています。
「スピード命・スピード重視」といった感じです。
新人の私はまずはスピードさよりも正確さが大切かと思うので、最初はそちらを重視しつつ早く今の病院のやり方に慣れたいと思っています。

あと動物関連の記事も最近スマホですぐ見れるようになったので、興味のある記事は見るようにしているのですが、しつけで「マズルコントロール」というものがあります。
母犬が子犬をしつける時にマズル(口の部分)を噛んで犬社会を教えるというような物で、それを応用して飼い主さんがマズルを抑えて犬をコントロールをするといいとされていましたが、先日見た記事によるとマズルコントロールは間違ったシツケであるというものでした。

人間の健康方法などでも良くあるのが、朝納豆食べるといいとかバナナを食べるといいとか言われてたと思ったら、のちのちそれが意味がないとか180度変わる事です。
お風呂を出た後に熱めのシャワーを浴室にかけるとカビが生えにくい、いや実はそれはダメで冷水がいいだのと
とにかく情報量が多い上に、情報が錯綜している世の中なので、私の知ってる知識の古さにも愕然とします。
あまり振り回されるのも良くないし、嘘やエビデンスの取れていない情報を鵜呑みにする事なく、常に新しい情報を吸収してアップデートしていくのが大切だなと感じています。

とにかく何が言いたかったかと言うと、昔の常識が今の常識ではない。
ということです。

休みなので長くなってしまいましたが動物病院で久しぶりに働き始めて思った事をとりあえず書いてみました。

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