「30秒で解説」大転職時代の到来!終身雇用の時代の終わり どこでも誰とでも働ける 解説
はじめに
どうも、年間150冊本を読む、いぬまるです。
今回は、尾原和啓(おばらかずひろ)さんの著書「どこでも誰とでも働ける」です。
尾原さんは、Google、リクルート、マッキンゼーなど、数々の超優良企業へ転職し輝かしいキャリアを持った方です。
現在は14職目 シンガポール・バリ島をベースに人・事業を紡ぐカタリスト
本書は、全く違う企業文化、業種を数々経験してきた尾原さんが、どんな会社、人とでもうまく働ける術が書かれています。
そしてこれからの働き方の変化についても書かれています。
本書を読むと得られるメリット
本書を読むと得られるメリットは大きく2つあります
①どんな職場で働いても、周囲から評価される人材になれる
②これからの社会の変化に対応できる人材になれる
「30秒で解説」要約
ざっくり要約します。
誰とでも働ける仕事術とは?
この仕事術とは、
ひたすら相手のためになることをギブする
と、いうことです。
相手のためにギブすることで、自然と相手からもギブしてもらえるようになります。
この関係を築くことで、良い人間関係をつくることができ仕事も上手くいき、評価に繋がります。
また、本書ではこの関係を築くために
「ギブ&テイク」
ではなく、
「ギブギブギブギブギブ&ギブ」
くらいがちょうどいいと書かれています。
ここまでギブしてやっとテイクを得られるんですね。
大転職時代を生き抜くには?
大転職時代を生き抜くために、みなさんが今すぐできるすべとして
会社を辞めるつもりはなくても転職活動は毎年する
多くの人は今の会社を離れると仕事をもらえなくなると思い込んでいるようです。
そんな人たちのために転職活動を毎年しておくメリットをご紹介します。
・転職活動のメリット
①世の中から見た自分の価値を知ることができる
②いつでも辞められるからこそ、最高のパフォーマンスを発揮できる
です。
この後さらに詳しく掘り下げていきます。
1.自分がもつ知識はできる限りオープンにした方が得をする
インターネット化した、社会では情報が一番大切です。そして、ほかの人から必要な情報をシェアしてもらうためには、まず自分から情報をシェアしてもらうことが大切です。
先に相手にギブするからこそ、相手からテイクをもらえます。
なにも与えてくれない人には、こちらも与えたくないですないですよね(笑)
見返りを求めることなくスキルを惜しげもなく提供することで、新しい情報を手に入れることができるのです。
新しく仕入れた経験からさらに別の価値を提供し、次の経験に繋げていく。ギブし続ければどんどん自分のスキルや経験値があがります。自分からギブすることが、最強の戦力になります。
2.常にROIを意識し、最小の時間で最大の効率を
ROI(return on investment)とは、かけた投資(時間やお金)に対していくらリターンが得られるかとうことです。
ROIは、プロフェッショナルとしてまた、組織に頼らないで個人で活躍するために、必ず意識すべきことだと本書ではかかれています。
尾原さんがマッキンゼーにいたころ、上司の口癖が「バリューをだせ」だったそうで、要するに「最小の時間で最大の効果を生み出せ」ということです。
本書では、具体例として、
自分で全部やるよりも周りの人に手を借りたほうが、時間が短縮されコストも安くなるなら、迷わず頼れ
と、書かれています。
最小のコストで最大の効果得ることを意識して仕事をする。これを意識することで、自分や周囲の人の時間をムダにすることなくバリューを出せます。結果的にコストが最小化して、最大のリターンを得ることができます。
3.相手の期待値をコントロールする
私的にはこれが一番有効だと思います(笑)
あなたの仕事を評価するのは、あなたではなく、あなたの仕事相手です。
そして、相手が「これくらいの仕事はできるだろう」と想定していた水準を1%でも下回ったら、満足してもらえません。
100点満点中、95点でも合格にはならいのです。
期待通りの仕事ができて、やっと100%、105%,110%と相手の期待を超えてはじめて評価してもらえるのです。
相手の期待を超える成果を出すためには、
相手の期待値を想像以上に上げすぎない
ことが大切で、時にはあえて期待値を下げることも求められます。
「あれもできます」「これもできます」といっておきながら、あとになって「やっぱりできませんでした」だと、事前の期待値が高かった分単なる失敗よりも相手の受け取る印象が悪くなってしまいます。
相手の期待値をうまく管理して、それを超える成果を出しましょう。
これからの大転職時代を生き抜くには
会社を辞めるつもりがなくても転職活動をする
転職活動をすることで、世の中からみた自分の価値を知ることができます。
実際に、面接までは至らなくても、毎年履歴書や職務経歴書を更新して、リクナビやマイナビに登録しておくだけでいいんです。なかには、試しに別の名前で登録したら、自分の会社から自分の給料の倍のオファーをもらったという話もあるみたいです(笑)
AIに負けない人材になる
そう遠くない未来に、AI(人工知能)やロボットがたいていの仕事はやってくれるようになるでしょう。
少なくともいま「この部分の無駄を排除したい」と考えている仕事の大半は、人間よりも機械がやったほうが速くて正確で効率が良いでしょう。そうして仕事をAIやロボットがやってくれるようになったとき、われわれに残される領域は何でしょうか?
本書で書かれている、AIに不可能な人間にしかできないことは、
革新的な技術の発明や、まったく新しいアイデアによるイノベーションです。
既存のルーティンワークのような仕事はなくなり、クリエイティブな仕事をしていく必要があるみたいですね。
また、自分の好きなことを仕事にすることもAIにはできない仕事です。
たとえば、YouTuberのようなエンターテインメント系の仕事です。
自分の”好き”が世の中に対して大きな力があるものであれば、それは仕事になります。
おわりに
本書は紹介した内容以外にも、これからの働き方の変化やそれに対応するためにどうすべきか深く書かれています。
大変読みやすい本で、職場で悩みを抱えている方、転職や今の仕事に不安がある方にぜひおすすめです。
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