dagを三度続けるとグダグダになる
都心はそれほど大雪にはならなかったようだ。
大阪は雪自体が珍しいので、大雪といってもあまりピンと来なかったのだが、数年前、たまたま東京で撮影をしていた日に大雪になって帰れなくなった。
宿を探したら歌舞伎町近くのホテルしか空いてなかったのでそこに泊まったのだが、翌朝、疲れきった顔のキャバクラ嬢やホストがビニール傘を杖代わりにしながらみんな無言でザクザクと南極越冬隊みたいに行軍しているのを見て、ああこれが東京の大雪なんだなあと思ったのを覚えている。
さて、ぺりお氏がファミリーサポートの研修を受けてきたと聞いて、相変わらずすごい行動力だなと思った。
ぼくは、人生において大事なのは行動力と想像力だと思ってて、しかし自分で行動して自分で辛いことも楽しいことも体験しないと人の気持ちもわからないので、結局一番は行動だと思う。
そう書くとずいぶん行動力のある人間のようだが、ぼくは基本的に出不精で、ずっと寝てたい、ずっと本でも読んでダラダラしていたい、というのが本性なのだが、やっぱりそれだけだとダメになってしまいそうで、弱った心を奮い立たせてて外出しているだけである。
それで、具体的にどんな外出が一番良いかというと、やはり人と会う約束をするのが一番良い。
人と会う約束をしてしまうと、場所も時間も決まってしまうし、何より相手に迷惑をかけるわけにはいかないので無理にでも外に出るしかない。
約束の前日とか直前になると、その約束がめちゃくちゃめんどうになり、ああいやだ、いやだと思うのだが、それでも自分を叱咤して出かけ、お目当ての相手に会うことができれば、もう用事の大部分は完了で、あとは楽しい時間を過ごすことができるし、お互いの人生の引き出しの中身を見せ合うことで、新しい発見がたくさんもたらされるわけである。
それで、いや会うだけで行動したことになるのか、もっと何かもっともらしい活動をしないとただおっさんが油を売ってるだけじゃないのかというきらいもあるかもしれないが、ぼくが起きているあいだの生活は、割と簡素にできている。
人と会っておしゃべりをする(もちろん打ち合わせやワークショップも含めるので、日によったら一日のほとんどがおしゃべりかもしれない)
何かを書く(企画書や原稿だけではなく、メールやチャットをするのも立派に書くことだ)
ぼうっとする(考えてるふりをしている場合もあるが、だいたいはふりである)
これに子どもの送り迎えと宿題チェックと家の用事、あとは小説やブログを読む(ビジネス書は最近は読まない)のを加えたら、まあだいたい自分のやることのほとんどだ。
例えば、作る、調べる、測る、整理する、体を鍛える、走る、というような行動はかなり少ない気がする。
おしゃべりする、書く、ぼうっとする。
つまり自分はほとんど何も実体のあるものは生み出してないのが特徴的で、他の人はどうだろうか、聞いてみたいものだ。
スポーツ選手なら、練習する、試合に出る、休息を取る、とかなのかな。
赤ちゃんは、泣く、おっぱいを飲む、寝る、かな。
さて、ぺりお氏が大事にしていることを3つの行動で表すと何になるだろうか。
ちょっと聞いてみたいものである。
では、dag.
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