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「愛くるしい」が止まらない トータルテンボスのドッキリ動画

俺の人生は、お笑い芸人にボキャブラリーを狂わされた人生と言っても過言ではありません。


全てのバラエティー録画する魔改造を施されたレコーダーを持っている私でございますから、とにかくずーっとお笑いをみてひたすら笑ってるんですよ。ネタ番組はもちろんですけど、若手芸人の深夜番組から落語まで、四六時中お笑い番組を見て、へらへら笑ってるのが俺の人生の大部分でございました。

これだけお笑いを見ていると、日常生活にもバラエティのエッセンスって出てきてまいましてね、フレーズとかワードが、ふとした時に出てしまうときがあるんですよ。


それこそ千鳥の「クセがすごい」なんて典型ですよ。他にも「コーンフレークやないか」みたいなイントネーションもありますし、「時を戻そう」とかもちょっと前まで言っちゃってました。後は「デッカチャンだよ」と「グーググーググ!コー!くらいですかね、ふとした時に言っちゃう言葉といえば。


そんな中で俺が昔から抜けないボキャブラリーがありましてね、それがトータルテンボスの「忍びねぇな」と「愛くるしいな」なんですよ。

忍びねぇな」は漫才コントに入る前に毎回言うパワーワードで、「愛くるしいな」はドッキリの後に毎回言うパワーワードでございます。

ただ最近「忍びねぇな」はまだイメージがあるけど、「愛くるしいな」はあんまり知らないって話を聞きましてね、よくよく聞いてみると、トータルテンボスのドッキリを見たことがないって言うんですよ。


まさかとは思いますが。

皆さんも見たことない、なんてこと無いですよね?


歴史上一番面白い、寝起きドッキリ見たことない訳、無いですよね?


トータルテンボスは漫才もめちゃめちゃ面白いんですけど、ドッキリのセンスハンパねぇんすよ。

この寝起きドッキリも、やりつくされた寝起きドッキリの概念をぶち破る名作なんすよ。ちょっと残念なのはタイトルで「起きたらカーリングストーン」って出ちゃってるとこなんですけど、昔なんかの番組でこの動画を何も知らずに見た時は、まじで転げまわるくらい笑いましたよ。

ドッキリ動画はトータルテンボスの公式チャンネルで配信されてるんやけどさ、とりわけ初期のドッキリ動画がハンパなくてさ、短くて単純でわかりやすくて面白いって言う、コンテンツとして悪いとこなしの動画になってるんですよ。



タオルアバターとかもそうですよ。

やってることはめちゃめちゃ単純で、藤田のリアクションもバラエティって感じでもないんすよ。でもその自然さが面白いし、単純でわかりやすいんすよ。めちゃめちゃいいドッキリ動画なんですよね。

後、やっぱり笑いのプロが仕掛けてるからさ、企画の発想が常人のドッキリとは一線を画してるんですよね。


特にそれを感じたのが次の動画でしてね、やってることは携帯を隠すってだけ。

だけなんすけど、その隠す場所ってのが



大村の食べてるフランスパンの中なんですよ。

藤田が帰ってきたら大村がおもむろにフランスパンを食ってるんすよ。そのフランスパンの中に携帯が入ってる。

これが他の何であっても面白くないんすよ。フランスパンやから面白いんやし、フランスパン以外ではだめやったんですよ。やっぱりそれを企画できるのがプロの力やなぁと思うんですよね。






ただ注意が必要です。

この動画を見て笑い転げた後、あなたの会話の引き出しにも「愛くるしいな」が飛び込んでくる可能性がございます。

中毒性を意識しつつ、トータルテンボスのドッキリの世界に皆さんも足を踏み入れていただければと思います。


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