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親と自立について

両親のいうことで不安を煽られやすいのは確かだ。我が家は子供ふたりとも学歴は悪くないので、母親は学歴を気にする。

そんなに賢くないのに、将来性はだいじょうぶなのかと。好きなこも気が合いそうさんも、いわゆる世間での高学歴(旧帝大や有名私大)卒ではない。仕事も外資と起業で不安定だ。

母として兄(都内の国立でJTC勤め)のような人間と結婚してほしいのだろう。母は公務員で会社勤めをしたことがないから、外コンがなにかもよくわかっていないし、よくわからない会社に勤めている人間にみえるのだろう。

気が合いそうさんにしては、外資のコンサルはいわゆる高学歴者の頭脳派集団がしのぎを削る世界であり、なぜ一般的な地方大卒文系の彼がやっていっているのかは正直わたしも知りたい。ただ、彼のルックスの良さと社交性(自分への気遣いや関係構築のうまさ)や決めたことへの集中力(趣味の極め具合)から、頭というよりかは実務面や社交性で、なにか優れたものがあるひとなんだろうと思っている。

※自分のことは棚に上げて記載していますが※

外資は収入はよいが、長く働けるひとは少ない。わたしは現年収(自己申告)と仕事内容から推し量れる難易度、話したときのバイタリティと社交性でどこにいっても稼げるひとか判断しがちなので、具体的な勤め先(会社がどこか)には無頓着だ。母はその点を、現実が見えていないという。

なぜ旧帝大以上でJTCのなかから絞って選ばないのか、と小言を言われる。現年収なんか当てにならない、なぜもっと安定を重視しないのかと。

おそらく多くの女の子の基準(旧帝大以上でJCT)もそうだろう。思いやりがあり、連絡がマメで自分よく遊んでくれる(かまってくれる)経済力と頭がよい男性。

アプリでそういうひとに気に入ってもらったこともあったし、なぜかノリで母親と電話してくれたことがある。神戸出身だったから、母親は(わたしとのあいだでは)「神戸くん」と読んで、彼をとても気に入っていた。

けど、わたしが恋愛対象じゃなかった。(彼のルックスと愛情深すぎるところ、焼き肉屋巡りが趣味なのが、なんだか嫌だったのだ)疎遠になってしまった。そのときも「あんたの基準はふつうじゃない。すごくいい子だったのに。」と小言を言われたものだった。

やはりわたしは賢くないのかもしれない。生きてく力が高そう(自分判断)で気が合うひとを選んだら、たまたま起業中と、バツイチの外資だっただけだ。

ほんと、ろくなひとみつけないよね」「しょうがないよねぇ、そんなのしか見つけられないんだから」と言われる。

わたしは世間をわかっていないのだろうか。
自分にもっと経済力があればこんな小言を言われずにもすむのだろう。あんたは自分ひとりで子どもも十分に養えるくらい収入があって自立しているから、だんなさんは気が合うひとで選べるよと、親にそう思わせられるくらいの力が、あれば。

親の小言はしんどい。うまくいかなかったときはまたそれで「忠告を聞いてなかった」と小言を言われるだろう。一生言われ続けるのかもしれない。すごく負担だと思う。

付き合いはじめの段階でそんなことを言われると、まだ自分も「このひと!」と思っているわけではないから、自信がなくなってしまう。まだ探したほうがいいのだろうか。親から小言を言われないひとを、探せば親のお墨付きもあるぶん、安心できるのか。と思う自分は、弱いなと思う。

問題は自分の経済力にそこまで自信がないからだろう。彼が露頭に迷ったときに、彼を支えたり一馬力で子供を育てあげる自信がない。そこがもっと強く自信が持てれば、相手の安定性問わずどんなひとでも自信が持てるのかもしれない。

好きなこも気が合いそうさんも、懸念はある。好きなこはGWに旅行にいきたいと彼から言ったけど、仕事が入るからいけなさそうとも。付き合う前だったから、旅行の話をすれば私が喜んで安心して承諾すると思ったんだろうか。できない約束は期待値を下げるのでしてほしくないなとも思う。人間関係において期待はしないほうがいいが、全くしなくなると難しくなることもある気がする。

親の小言にかまって不安に負け、他をうっすら探すのも、ありなのかもしれないと考えるが、アプリはもうつかれるし、日常にもどりたい(ちゃんと仕事に専念したい)のでできればもう探したくはない。じゃぁいったい何人と並行すればいいのだろうか。

婚活は大変だ。

自分の選択に自分は責任をとれるのだろうか。とれるとらないというよりかは、取ることになるのだろう。女性はどうするのが正解なんだろう。

ほんとうの意味で自立している女性(パートナーの支えがなくとも仕事や家事をきっちりこなし、子育ても十分にできる経済力と精神力と実務能力があるひと)はほんとうに凄いと思う。尊敬している。


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