CeVIO・VoiSona楽譜入力のコツ:楽譜の意味・やらない方がいいこと
※この記事は「いぬいぬ流CeVIO・VoiSona楽譜入力のコツ」の3つ目の記事です!
CeVIOソングの楽譜データの意味
ここまで仕組みをみてきました!
ここから、CeVIOソングやVoiSonaの楽譜データは
「人間が歌う用(っぽい)楽譜」ってことになります。
人間が歌う用(っぽい)楽譜って?
タイミングとかピッチとかぴったり合わない前提
人間が歌えない速さ・短さ・音程・etc…が無い
CeVIOソングの楽譜データは、ざっくり!のタイミングとか歌詞や音階、歌い方の指定はできます。
逆に言うと、それ以上の、人間向けの楽譜ではやらないようなことは、意味がないか、逆におかしくなります。
歌い方の指定 → ✅反映される
細かすぎるタイミングやピッチ指定 → ✖反映されない。たまにおかしくなる
具体的には、細か~いタイミングやピッチ指定は、CeVIOソングでは楽譜データ上(NORモード・VoiSonaのNOTEモード)ではやりません!
それをやるのは「TMG」とか「PIT」とか「VOL」とかです!こっちは楽譜データと違って、歌声(歌い方)を直接いじるものです。
「CeVIOの調声のキモはTMG」って言われるのは、歌声を直接いじる上に、影響がPITやVOL、もちろん楽譜データより影響が大きいからです。いやマジでダイジよ、TMG。
逆にCeVIOソングでは、楽譜データをいじるのは準備体操みたいなもので、大事だけど試合本番じゃないです。
CeVIOの楽譜データで再現しない方がいいこと
そういう仕組み上、CeVIO向けの楽譜データでは、
「ノートで歌い方を再現すること」はやっちゃダメです!
具体的にみてみましょう。
耳コピ支援ソフトのWaveToneとかを使って、人間の歌手の人のボーカルを自動採譜してみると、ノートが元の楽譜とは全然ちがうのがわかります。
しゃくりとかビブラートとかの細かいピッチのゆらゆら~を拾っちゃいますし、ノートの数や長さも全然違ってて短くて細かいノートが大量!!!
すごいAIが最近はいっぱい出てきてますけど、ボーカルの自動耳コピはあんまりうまく行った話を聞きません。
自動耳コピがうまくいかないのはこの辺の実際の発音と元の楽譜が全然違うのが理由の一つなんじゃないかな~と思います。
この(WaveToneが自動採譜した)ような楽譜は、CeVIOやVoiSonaには全然向いてないです。
✅向いてないポイント
✖しゃくりとかフォールがノートで表現されてる
✖短すぎるノートがある
しゃくりとかビブラートとかこぶしとか…
そういったボーカルの歌い方のクセはノートで再現しちゃダメです。
(※歌い方は「歌い方の指定パラメータ」や「楽譜データ以外」で再現します)
なるべくベタで!割らない!刻まない!調声を入れない!
↑これを意識しておくといいです!
次の記事からは、具体的なコツを書いていきます!
ミニもくじ
前の記事「考え方・コンセプト」
次の記事「楽譜全体の指定①:キーの指定」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?