からあげ定食を食べに行った話

からあげが食べたい。味噌汁とキャベツとたくわんがついてくる、からあげ定食が食べたい。

そう思い、ちょっと車を運転したらある 定食やさんに行ってきた話です。

だいすきな人が以前その近くに住んでいて、仕事帰り会いに行ってそのままよくそこでふたりでご飯を食べていた、思い出の地。前に行った時はいまより薄着だったから、秋頃かな。ばたばたしていると、いつの間にか時が過ぎてしまう。おそろし。

中に入って、厨房にいる まま に挨拶をしてカウンターに座ろうとしたら、スーツを着た男性ふたりが楽しそうに晩酌をしていた。

「おうおう、まんなか座れて〜」にいがた弁で誘われて、ふたりの真ん中に すいませんねぇと座った。一度定年退職したくらいの世代の男性おふたり。(ふたりともスーツ着ていて、とてもお若くみえた) 年齢聞くまではそうは全く見えず、めちゃめちゃかっこいい。

からあげ定食を食べつつ、おふたりの家族の話や佐渡の牡蠣の話などをした。なんだかんだ1時間くらい。ずっと話を聞いていた。
「いや〜すまんの〜。ありがとね。」話を聞いているだけで感謝され、ままも交えてお話しているうちに、帰りに車で家まで送ってあげることになった。
(常連さんだから、あんぜん。って思ってたけど、場所によってはめちゃあぶないって家に帰ってきてから ちょっと気づいた)

目的だった、からあげ定食はひとりの方からご馳走になり、ぶーんと車で家まで送った。

いやはや、疲れた。けど、車の中お酒くさいけど、たくさん笑った。そういえば、今度佐渡の牡蠣食べさせてくれるって言ってた。けど、いただいた名刺、会社の電話番号しか載ってないですよ、おとうさん。(そりゃそうか)

ま、いっか。

そんな感じでからあげ定食かるく食べに行ったつもりが、家に着くまで2時間半もかかった1日でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?