見出し画像

FF14を諦めたヒカセンが復帰するまで。 前編

ほぼ四年前、こんなことを書いてました。
(今見ても酸っぱいものがこみあげるレベルのトラウマが蘇る)
そんなFF14を諦めたヒカセンが、再びFF14に復帰するまでのお話。

誤解されるといけないので、最初に。
FF14というコンテンツは大好きだ。
第一回のファンフェスも行ったくらいに好きだったし、これから書く話も、好きだったが故に起こったことだと思って読んでほしい。

1. 暗黒の2.X時代

FF14を始めたきっかけは、旧FF14のあのムービーを見たことだった。

終わったと思われていたコンテンツだったFF14が破壊と再生を果たしたのは、周知の事実だろう。
新生したFF14は、その話題性やPS3対応などの窓口の広さもあり、一躍人気のMMORPGとなった。
その経緯については、プロデューサー兼ディレクター本人が執筆したこの本に詳しく書かれているのでどうぞ。(ダイマ)

β3から参加した犬も、この世界にどっぷりハマっていった。
そして、できたてのMMORPGにハマり行き着く先は一つだった。
コンテンツ不足からなる、エンドコンテンツへの一本道だ。
大迷宮バハムート、極ガルーダ、極タイタン、極イフリート……。
ここから、暗黒時代が始まった。

FF14のエンドコンテンツは大縄跳びと揶揄されることが多い。
一人がプレイヤースキルが足りなかったり、ミスすれば、他の人にストレスが掛かり、それによってPT全体が雪崩れるように崩壊する。
少なくとも、2.0時代はそうだったと思う。
それ故に、ミスって死にながらも、他のクリア済みプレイヤーと初クリアした場合にレッテルを貼られることがあった。

「出荷乙」

極タイタン初クリア時、CF(コンテンツファインダー、参加コンテンツを全サーバから募集し、自動的にPTを組んでくれる機能)から来たプレイヤーが放った一言だった。
当時タンクをやっていた犬は、極タイタンの終盤に現れる雑魚処理中に死亡して、あとは他のメンバーがタイタンを削り切るのを眺めている状態だった。

そうか、自分は出荷されたのか

あの言葉はその後、自分のトラウマになった。
その後の大迷宮バハムート:邂逅編の五層が突破できず、FC(フリーカンパニー)内の雰囲気の変化に馴染めず脱退。
その後、五層クリアしようとクリア済の知り合いに誘われ、一発クリア。

ああ、結局自分は出荷されるしかないのか。

それ以降、2.X時代ではFF14を起動しなくなった。

2. 暗黒から出られなかった3.0時代


拡張パッケージ、蒼天のイシュガルド。
新生してからのFF14初のメジャーアップデートで、俗に3.X時代と言われる。

心機一転、新しい都市であるイシュガルドに行きたい、と3.0時代から2.X時代の残りメインクエを進めていった。
進めていったのだが、「黙約の塔」というID(インスタンスダンジョン、PTで攻略するクローズドなダンジョン)で足が止まってしまう。

蛮神モーグリも蛮神ラムウも蛮神シヴァも倒してきたというのに、ここに来て「出荷」のトラウマの再来だった。

タンクという職は、IDを先導する役であり、IDで最も気を使うジョブだ。
IDで出る敵をすべて把握したり、ボスのギミックを理解していないとクソタンクと言われても仕方がない、そんな雰囲気が当時はあった。
そりゃあ、タンク人口は減り続ける一方で、CFでタンクロールボーナスがつくはずである。
そんなわけで、2.X最後のIDを眼の前にして、またFF14を起動しなくなった。

その後、4.0の復帰キャンペーンの流れで、フレンドから復帰の誘いが来たのを機に起動、黙約の塔もクリア、イシュガルドに到達。

しかし、再びの「ID怖い」が発動し、イシュガルド初のIDで足が止まり、また起動しなくなった。
2.0時代から続くトラウマは尾を引き続けたのだった。

→中編に続く

中編(予定)

3. そうだ、FF14をしよう。
4. Aegis鯖とビギナーチャット

後編(予定)

5. 再生の4.X時代
6. そして、極蛮神に挑む

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?