うつくしい朝に
死にたい夜 があるなら
死にたい朝 はあるのか
と誰に聞いても
答えはない
未来が視える人が
うつくしい朝
を
予言したとして
それは果たして
いつ
やってくるのか
寒い十月の朝に
母の作るお弁当を
線路に投げつけた
わたしの行動を
勇気
だと、誰が言うのか
急に走り出す
電車の中で
溶け出した人々の
骨
は、果たしてきれい
なのか
人が一人死にましたと
報告を受けた
知らない人の死は
何も悲しくない
と、いうのも
うつくしい朝
だろうか
寝台の上の彼方で
昨日と明日が
混ざり合ったときが
うつくしい朝
に、
なりえるのか
もうちょっと頑張れよ、とか しょうがねえ応援してやる、とか どれもこれも励みになります、がんばるぞー。