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真夜中にピザ

最近、夜遅くにお腹がすくとピザを食べたくなる。ピザとは不思議なもので、アメリカンなものとイタリアンなもの、アメリカンな厚手の生地なのに日本風の照り焼きなどなど、バリエーションが豊かだ。

私が好きなのは石窯焼きのピッツァである。高校をやめたあと、地元のモールのイタリアンレストランでアルバイトしていた。そのお店には石窯があって、そこで焼くピザは本当に美味しかった。

それまで私のピザのイメージは宅配ピザで、具材がたっぷりのって、3000円くらいするものだった。イタリアンなピザは具はシンプルで、1000円ちょっと。ふんわりと一人で1枚ペロリと食べれるようなものだった。まかないを楽しみにしていたし、働くのも楽しく、また社会に戻ろうという気にさせてくれたお店だった。

多分わたしのなかで、ピザは救いなのだと思う。チーズもそう。食が細かったあの時期に、自分を支えてくれたものがピザだったし、飲食店だった。

さて、話を戻そう。

ピザはとても美味しい。耳を残す派である私は、よく驚かれる。でも美味しいと思って食べているのか聞きたい。イタリアでは耳を残すものと聞いて私はイタリア人なのだと勝手に思っている。味があるときやあまりにも言われる時、耳にチーズが入っている時はちゃんと食べる。

とにかくどんなピザも好きだ。フルーツピザ、めんたいピザ、じゃがいもがたくさんのったピザ、シンプルなマリナーラ、マルゲリータ、サクサクの生地やふかふかの生地も。トーストで作るピザも好きである。

いつか世界にあるピザを食べに行きたい。本場といえばイタリアとアメリカなのだろうか。私は本場がどこなのかすら曖昧だ。好きなものなのに自分で作ることはできないから、そこまで好きじゃないのかもしれない。人から与えられることが好きなのかも。

22時が過ぎてピザが食べたくなっても、我慢をしている。多分一回やると定期的に夜食べたくなるからだ。冷凍ピザも危険なので買うのをやめた。夜に食べたくなったら、翌日のお昼に届くように注文する。もしくはピザを食べに出かける。

真夜中にピザが食べたくなるのは、睡眠不足の現れとかネットで書いてあった。ネットの情報は胡散臭い。民間療法に近いと思っている。ただ、最近眠れなくなってきたのも事実である。

80過ぎてもピザを食べるには健康でいなければならない。人体というのは不思議なもので、取り替えが基本的にきかない。そう思うと、運動をして、日光を浴びて消化の良いものを普段は心がけなければならない。おいしいものを食べ続けるために。

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