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『9の音粋』で伝えた、追悼・筒美京平さん

昨日10/14(水)、毎週DJをやらせていただているbayfm『9の音粋』の冒頭で、筒美京平さんが亡くなられたことに触れました。

1979年生まれの私は、青春時代に筒美京平さんが手掛けられた楽曲が、チャートの上位にランクインしていた世代ではないですが、大好きな曲はいっぱいあります。今年の4月から担当させてもらっている『9の音粋』でも手掛けられた曲をたくさん紹介させていただきました。

番組が始まって最初に紹介した曲は何だろう?と調べたら、4/8放送で紹介した、第21回日本レコード大賞受賞のこの曲でした。

筒美京平さんが作曲を手がけられたシングルで売上一位の『魅せられて』
私が生まれた1979年の曲です。

筒美京平さんは、海外の流行歌を、日本人好みの音に翻訳して、オシャレな日本の流行歌として聴かせてくれたことが最大の功績の一つだと思います。

毎週、ラジオの後半22時台で、ラストにかける曲を先に発表しその曲に向けてつないでいく「音楽道」という企画をやっていますが、学生の頃から、筒美京平さんが手がけた曲の音楽ルーツを探して、知らなかった素晴らしい曲に出会っていった経験がとっても楽しくて。その経験が「音楽道」企画の原点になっています。

昔、AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』がヒットしている時、車からこの曲が流れてきて、助手席に座ってた母親のユキエが、「なんかこの曲、平山三紀さんの曲みたいで素敵ね!」と言ったのを凄く覚えていて。

『真夏の出来事』の発売は1971年。もちろん作曲は筒美京平さん。60代のユキエさんが青春時代に聴いていた曲です。
その発言を聞いて、名曲は時代を超えて語り継がれていくんだなあと改めて思いました。筒美京平さんが翻訳したフィリーソウルアレンジの名曲は、40年以上の時を越えて新しい時代にも響いているんですよね。その後、ユキエさんは『恋するフォーチュンクッキー』も大好きな曲になり、サビのダンスを踊れるようになったのでした(めでたし めでたし)

ユキエさんの話は置いといて。。


これからも『9の音粋』では筒美京平さんの手掛けられた曲を、これまでと変わらず、紹介していきます。
たくさんの素敵な楽曲を届けてくれて本当にありがとうございました。

冥福をお祈りいたします。



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