3日間くらい、うまく眠れずにいた。目を閉じればすぐさま闇が回りだして、よからぬことばかりを浮かべてしまっていたから。瞼が決壊して涙が滲む時、私は私が思っていたより悲しかったのだと気づく。血を見て痛みが増すように。

でもふしぎなの。つらいことには変わりないけど、沈んでおしまいじゃなかった。腫らした目で最後に見えたのは、あなただったよ。

きっとこれからの日々は、第3章目になる。1章目で、生きてるのか死んでるのかも分からないほどの迷いの道を進んだ。2章目で、やっと人を本当の意味で愛せるようになって、やりたいことも分かって、花も綻ぶようになった。これからの3章目は、私を私としてくれた人のちからになるために始めたい。

ひとりじゃ立って歩けなかった。私のために生きるのは今でもよく分からないし、誰かに存在意義や目標をもらえなきゃ困る。あなたのために生きることが、私のために生きることになっているのよ。あなたに会いたくて生きてる、って言っても何も変じゃないくらい。

ここ最近だって特にそう。悲しみに飲まれないで、愛しさが憎しみに変わることなく、自身を過剰に傷付けることも「しなかった」のは、あなたが私を大切に想ってくれているから。あなたが悲しいと私も悲しい、それはあなたもそうだと思うから。それだけじゃ終わらなくて、どれだけ思い詰めても悔やんでも泣いても、最後にはかならず、「じゃあ、私はあなたに何が出来る?」に行き着くのだ。

あなたにはこんな思いさせたくない。ずっと笑っていてほしい。けどきっとそれは難しいから、あなたが迷ったり泣いたりする時も一緒にいたいの。あなたからもらった気持ちに生かされて、私今ここにいるんだから。

そのために何が出来るかな。みんなで居られるためには、もっとおもしろいことができるようになるには、普通の日々が続くには。

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