岐路

夏が始まる前に、私はここを離れる。
長くて短い目まぐるしい日々はもうすぐ終わる。
行く末も知らずに。

初夏のおはなし。

悲観しがちな私に、あなたは間違ってないと
言ってくれる人達がいなかったら。
きっと今頃ひとりで自滅してたろうな。
ありがとうあの時は、って言える日が来るかな。

愛したこと、憎んだこと、忘れないでいよう。
望むなら、きっとどこかでまた繋がるだろうし。
悪い話にはしたくないし、しないよ。
嫉妬も嫌悪も寂しさも一旦置いていくから。

でもね、きっと、寂しかっただけなんだろな。
どうだろうな、どうだろうね。
ほんとうに分からないのか、分からないふりを
しているのか、自分でも分からないんだ。

次はどこに行こう、朗らかな所に行きたいな。
私が私を好きでいられる陽の下に。
好きな人が好きな人のままに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?