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風が吹いている

ひろさんはいつも風を吹かす。

「~はどうしたらいいですか?」と参加者が質問をすると、瞑想指導する山田裕之さん(ひろさん)は、「どう思いますか?どうしたいですか?」と相手に尋ね返す。「~したいです」という自分の答えを告げると、「じゃあ、そうやってみてください。試したらいいですよ。エナジーの世界に唯一の正解はありませんから」と伝え、「はい~、ほかの方質問ありませんかー?」と、しゃぁーーと風にように場面をかえて、次に意識をむけさせる。

この風をクラスで何度も体感した。その瞬間、この人に講師をお願いしてよかったと確信する。

質問するのが恥ずかしくなる厳かな瞑想指導者が多い中で、ひろさんは独特なポジションかもしれない。質問が気軽にできるライトなエナジーを場にもたらしながらも、質問と回答にまみれ「思考に意識がむく場」にもならないのは、つねに新鮮な風のようなエナジーを場に送り続けるからだと感じる。

しかし、答えがほしい人には物足りないかもしれない。または、この人またはぐらして…さては答えを知らないのかも、と疑念を持つ人もいるだろう。でも私は、ひろさんは「答えを知っている」と確信する。問題ないと知っているから「ためしてみなはれ」と即答するのだろう。20年の経験値がもたらす「まずは体験が大切だ」という信念を、参加者はうけとる。

質問は参加者の「迷い」をライトアップする。ひろさんはその迷いのエナジーをさぁーーーと吹き飛ばす。2時間の講座で一度も風がやむことはない。その風は、人を吹き飛ばすような暴風でもなければ、参加者を退屈にさせるそよ風でもない。2月の公開講座は「ちゃんと学ぼう」という誠実で真面目であるがゆえの不安も場に満ちていたが、ひろさんの風は真面目なエナジーを適度な集中力に変換し、不安をリラックスに変容させた。瞑想指導しながら、場にエナジーワークをするひろさんは知識や経験を披露する自慢風は吹かさない。ただただ参加者が豊かな経験をするためだけに、風を吹かせている。

番外編~ミラクルストーリー
「スマホの充電器が動かないんです」という参加者に「いまおしえた方法でエナジーワークしてみてください」とひろさんは伝えた。えーーさすがにどうなんだろう…と思ったら、「復活しましたーイエーイ」というご報告。


★★★
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