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新しい時代のサイキック

人は誰でもサイキックな実在である…のか?を語った公開ライブで、透視者のひろさんは言った。

サイキックというイメージはスプーン曲げとか念力、波動をつかって人を倒す…昔のアニメのイメージだった。でも実際に学んでみると、普段からみんながやっている直感力を言う。世俗的なネタでいえば、例えばスーパーで一番先に空くレジを予測するとか…そんなことでもある。自分も始めは念力(サイコキネシス)とかがサイキック能力と思ったが、今の時代必要ないから退化しているサイキック能力だと思う。実際にその能力が使える人を透視すると霊的な進化は遅れている。

ひろさんのトークを聴いていて、アトランティス時代のサイキックの話を思い出した。

多くの人々が今日、アトランティス人種の認識状態、アトランティス意識で生きている。 そのため、彼らにとってこれらサイキック能力の表現は望ましいものではないが、自然なものである。しかし新しい人種であるメンタルタイプの人々にとって、これらの能力は不自然なものであり、非常に望ましくないものである。前人種の意識を発達させること、低いタイプのサイキックの発達は危険であり、進化を妨げるものである。なぜなら、要求や必要を満たすのに、通常は魂の能力――霊的知覚、テレパシーによる感受性、サイコメトリー(精神測定)の能力―で十分だからである。
アリスベイリー「秘教心理学・第二巻」

おそらくアトランティス時代に必要なサイキック能力は、物を動かす力だったのだろう。その力はピラミッドや古代の建造物に痕跡が残っているように感じる。しかし、その能力はもう必要ないという。それらはアトランティス時代の名残であり、太陽叢チャクラをつかったサイキックだと秘教学では言う。…なるほど、腹は物を動かすエネルギーが宿りそうだもの。このサイキック能力は退化させてよいのだな。

では新しい時代のサイキックとは?開花すべきサイキック能力とは?

サイコメトリー(手を触れて体の悪い箇所をエナジーで感じる)などの知覚能力は進化していくだろう。目に見えないエナジーを読む透視力も大切だと思う。なぜなら、出来事や悩みを現象化させる本質的な要因は目に見えない。目に見えないと問題解決までに時間がかかる。だから、サイコメトリーや透視で観ることで解決をスピードアップさせる。しかも安心安全に感じること、視る方法を習得することで、人生を脅かさないことが大切。

それを聞いて確信したのは、いまは「新しい時代を作っていくとき」ということ。念力で建造物をつくる物質的なサイキックではなく、ビジョンを見る力、人のエナジーを見て創造する魂の力こそ、新しい時代を創るために必要とされる能力であり技術だと思う。秘教学でいう「霊的知覚」とはビジョンやエナジーを感じ取る力であり、それは魂の能力である。いま魂の力を呼び覚ますエナジーワークが必要とされる背景には、新しい時代の希求があり、さらにいえば、この地球が存続する未来のために、惑星ロゴス(マザーアース)が望む人類の進化方向なのかもしれない。

エナジーを読むことで、自分が分かってくると相手に対する理解も深まるので、関係性にも役立つ。それは子育てとか教育、会社のマネジメントでも必要にもなる能力だろう。

人間のサイキックの開花は、実際に日常でつかえる技術であってこそ、継続性と多様性が生まれてくる…と、もう一人の透視者である達二さんも言う。新しい時代は、人と人の和、そして生きとし生けるものすべてが調和する時代。そのために物を動かすサイキック能力よりも、関係を調和させるサイキックの技術、その開花を大切にしたい。

サイキック…あまりに地味で、拍子抜けするかもしれないが、むしろ「それでよかった」と思う私もいる。あなたはどうでしたか?




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