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何者でもなくていい

第6回目のINTILAQ SIA Nightのゲストは越後千寿さんです。

越後千寿さんプレゼン(約10分間)

何者かであることが求められる社会で、疲弊してしまった心を抱えながら生きている人が、私の他にもたくさんいるんじゃないか。

別に何者でなくてもよくて、私自身が何が好きでどうやって生きていきたいか、どうありたいかを問い続ける。ただそれだけでいいかなということを自然の中で気づきました。

(越後千寿さんSIA Nightトーク内容より抜粋)

立派な社会人であること

ちゃんとしたお母さんであること

みんなが納得する立派な肩書、自慢できる会社、そういったことを求められることは息苦しさにつながるのではないかなと思います。

私はちゃんとしたお母さんであることで生きづらくなっているお母さんをたくさん知っています。

そのうちのひとり、私のママ友は家族内でのストレスで涙ながらに苦しさを吐き出しつつも、結局は体調を崩し、病気になってしまいました。

そんな彼女を見かねて、体調の良い時に景色のよい場所で一緒にゆっくり過ごして気分転換できたらとランチに誘いました。

すると、彼女は自分のためだけにお金や時間を使うことはできないと、

どうしても一歩を踏み出すことができません。

子どもが通う小学校のボランティアであれば周りの目を気にする必要もなく出かけられるから

それが唯一自分の、大人の時間だと言います。

また、うちの息子は運動神経がよくてあちこちの野球チームからお誘いがきますが

やりたくないとぜんぶ断ります。

親としてはせっかく運動神経がいいのにもったいないと思ったり、

他のお子さんがスポーツで活躍してるのを見て焦ったりもしてしまいます。

でも、うちの息子は息子。

別に野球のエースでなくてもいいし、運動神経が悪くたってうちの息子に変わりはありません。

「もっと」と期待してしまう親心もやっぱりありますが

今の息子が100%ベストなのだと信じています。

そういう私自身も、夕飯の手抜きも平気でするし、子どもたちをパパに任せてお出かけしたり、

他の人から見たらダメなお母さんだとしても私はワタシ。ポンコツママでもいいかなって思っています。

周りの目を全く気にしないというわけではありませんが、本人がやりたいことをやっていて幸せなら、周りが言うことは何もないように思います。

そして、つらい気持ちを抱えている人にはほんの少しでもほっと一息できる場所を提供できたらと思って活動しています。

by 陶山 まゆら