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2024夏休み新書チャレンジ

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2024年の夏休み3週間21日間で毎日新書を読んでアップする企画です。
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#夏休み新書チャレンジ

夏休みワクワク新書チャレ〜ンジ!📘

夏です! 夏といえば夏休みです!! 大人になったら夏休みなんかないよ、せいぜいお盆休みだよ、とげんなりされてる方、すみません、私、夏休みがあるんです。というのも、メインのクライアントが大学だから夏休みはほぼ仕事がないんですねぇ。ほぼ、というのが曲者でして、実は飛び飛びで数件は入ってるんですがふだんに比べれば圧倒的に少ない、という訳なのです。 毎年、この時期は「あづいぃぃぃ!」とダラダラしがちですが、今年は違う。なんといっても仕事部屋にクーラーが付いたのですよ。 この恩恵

歴史はつながっている 〜『ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ』〜 【新書チャレンジ3,4】

夏休み新書チャレンジ3日目は国際情勢関係の本です。 最初の本が2015年、2が2017年の出版ということで、2024年の今から見ると古い情報もたくさんあります。著者の予見した未来とは違う方向に行ったできごともあります。 しかし、この2冊の本で言わんとすることは「現在の世界情勢は歴史に学べば分かる」なのです。つまり、過去の歴史の結果として今の状況がある訳ですから、この10年ぐらいの範囲のできごとに影響を与えている歴史がそうそう変わることはありません。 たとえば1巻目でロシ

ユーモアとはなんぞや? 〜『ユーモアのレッスン』〜【新書チャレンジ8】

夏休み新書チャレンジも順調に6日目。 今日は、外山滋比古先生の『ユーモアのレッスン』(中公新書)です。 『思考の整理学』その他色々な著書で有名な外山滋比古先生、この本ではユーモアについて掘り下げています。ユーモアって冗談とも皮肉とも違う、何か一種独特のもの、のような感じがします。 笑いって、言葉が違ったり文化が違ったりするととたんに通じなくなるものと、万人にウケるものがあると思うんですよね。真面目な挙動そのひとつひとつの動きが可笑しいMr.Beanなんかは誰が見ても笑える

他人の不幸は蜜の味? 〜『嫉妬論』〜 【新書チャレンジ9】

今日のチャレンジは、『嫉妬論』です。 嫉妬って何だかネガティブで秘するもの、というイメージありませんか? なんとなく他人に見せたくない、っていうか。 嫉妬とは、 同じ立場の近しい人間に対して抱くもの by アリストテレス(ギリシアの哲学者) 憎しみと似て非なるもの by プルタルコス(ローマの歴史学者) 人間愛に反する社会の悪徳 by イマニュエル・カント(ドイツの哲学者) 嘆きと怒りの複合物 by バーナード・マンデヴィル(オランダの精神科医、思想家) 正真正銘

新書だけ読めばよい? 〜『新書がベスト』〜【新書チャレンジ10】

夏休み新書チャレンジ、1週回って今日から2週目です。 今日の本は、今回私が新書チャレンジをやろうと思った理由のひとつ、『新書がベスト』を取り上げます。 この本は一種の読書論でもあり、冒頭で現代に置いて本を読むことの必要性が語られています。「誰もが何らかの知的なアウトプットを求められる」今の時代、「多様な考え方を取り入れて、自分なりの「知の体系」を構築」していくために読書が必須、とあります。 知的アウトプット……今、私自身の課題です。こういう意味合いの「課題」は英語でだいた