省エネ基準との付合い方 その3

繰り返しになりますが、省エネ基準が最低基準になるということは、当然省エネ基準より上の基準というのが考えられますよね。

日本住宅性能表示基準・評価方法基準では、通信簿のように等級が定められていますが、外皮性能、一次エネルギー消費量ともに、等級4が省エネ基準のレベルにあたります。

外皮性能は等級4が最上位ですが、一次エネルギー消費量には最上位の性能として等級5があります。等級5の基準値を満たすには、より多くのエネルギー消費量削減のための対策を講じなければならないようになっています。

等級5と同等以上のレベルとなる住宅トップランナー制度というのもあります。注文戸建住宅、賃貸アパート、建売戸建住宅の別で基準値が異なりますが、目標年度は少し先なものの、相当程度に高い目標を掲げています。

計算方法のうち、モデル住宅法は簡易計算なので住宅トップランナー制度には使用できません。説明義務制度は簡易計算でいいというのもよくわかりませんが・・

外皮性能における外皮平均熱貫流率(UA)にも、ZEH、ZEH+というレベルの高い基準値があります。省エネルギー性能は、本当に選択できる性能の幅が広いですね。

there's always a bigger fish


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