寸法を拾えばいいのです!

省エネ計算は、外皮面積という決められた部分の面積を拾うところから始まります。面積を拾うと言っても、外壁や窓の面積があちこちに落ちている訳ではありませんから、各部位の外皮面積を計算するのに必要な寸法を設計図書の中からもってくればいいだけです。

外壁の場合は幅と高さ、窓の場合は縦・横の長さといった寸法を、エクセルシートや計算プログラムに入力すれば、面積計算はは計算ツールがやってくれます。今使っている計算ツールにはそんな機能はないよという方は、そんな機能を追加するか、別の計算ツールに変えてください。計算ツールとはそういうものです。

寸法を入力するのには意味があります。外皮性能では、基準値の定められている外皮平均熱貫流率(UA)や冷房期の平均日射熱取得率(ηAC)などを求めていきますが、これらの計算結果とともに、計算の根拠となる計算書というものが必要となります。面積計算についても、面積表といった名称の計算書が必要になりますが、この計算書に設計図書の中からもってきた寸法が明記されることによって、各部位の面積の計算根拠が一目瞭然分かることになります。

中小工務店・建築士の方は住宅の設計をすればいいのです。そして計算ツールが計算した省エネルギー性能を確認していただければ結構です。

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