開口部の面積割合と省エネルギー性能

窓・ドアなど開口部の熱貫流率は、屋根、壁など一般部位の熱貫流率に比べてかなり大きな値となっています。言い換えれば、開口部の断熱性能は、一般部位に比べてかなり低いということになります。

各部位の面積割合はそれぞれの住宅で異なりますが、開口部のように相対的に断熱性能の低い部位の面積割合が多い住宅は、一般部位の熱貫流率が同じであれば、省エネルギー性能が低くなります。

東京都23区などが含まれる地域の区分6では、開口部の面積割合を表す開口部比率が4つに分類されています。具体的には、外皮面積の合計に対する開口部面積の合計の比率が、0.08未満、0.08以上0.11未満、0.11以上0.13未満、0.13以上となっています。開口部比率が小さい場合は比較的断熱性能の低い窓などを採用することが出来ますが、開口部比率が大きい場合は断熱性能の高い窓などを使用することが必要となります。

まさに、各部位の面積割合は窓がカギになるということですね。


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