エルサルバドルのビットコイン・シティー構想から学ぶビットコインの本質
今回のコラムでは、『経済の健康』につながるお話しをお届けいたします。
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エルサルバドルでビットコインが法定通貨となり、数カ月が経ちましたが、今度はエルサルバドル国内で「ビットコイン・シティー」を建設するとの発表がありました。
また、所得税、固定資産税、キャピタルゲイン税、給与税は一切かからないというのだから、今やエルサルバドルは、ビットコイン経済特区として世界の注目を集めています。
発表の際、きらびやかに登場した大統領の姿と笑顔が印象的です。南米の国ならではの演出であり、エルサルバドルの未来にワクワクさせる演出も印象的でした。
ちなみに、エルサルバドルとはメキシコの南に位置する小国です。
22日の発表後、ビットコイン相場は大きく上下し、現在は約5万7,000ドル付近にあります。
今後のビットコイン相場は、中長期的には引き続き上昇傾向が続くと考えますが、短期的にはMt.GOXの返済計画が進行し、次の税務申告時期までには具体的な動きが進んでいるでしょう。
よって、売り圧力が強くなり短期的には利益確定者が続出することが考えられるため、それを懸念した事前の売り増加が考えられます。
しかしながら、その様な出来事も、10年後のビットコイン史の中では、数あるイベントの一つとして取り上げられている出来事に過ぎないでしょう。
ビットコインが話題になる、買いが入る、急落させる、売りが続く、けれどビットコイン自体不変でありバージョンアップされていくので、冷静に、その価値に気づいた人は、下がったタイミングで買い、中長期的には上がり続けるというチャートの流れが浮かびます。
エルサルバドルは、ビットコインを法定通貨として受け入れた最初の国であり、大統領の判断は正しかったという状況が続いています。
これは、第二第三のエルサルバドルが出てきても不思議ではない事を伺わせます。
そんな中、日本人である私たち自身も、「ビットコイン=儲かる儲からない」という観点ではなく、そこから「ビットコイン=システム」であるという本質を観ていかなければならないタイミングにきています。
なぜなら、ビットコインとはシステムであり、様々な可能性を生み出すことができる思想でもあるからです。
思想という言葉で表現すると、大げさなように捉えられるかもしれませんが、ビットコインの論文を読み、そこに挙げられている問題を現在の社会問題に照らし合わせる事で、様々な解決策が浮上してきます。
学ぶ事とは本質を知るチャンスであり、教育の重要性を実感できます。
暗号通貨技能検定講座を受講された方々の感想文の中で、よく見かける内容に「〇〇のようなことにも使われるとしって驚きました」という一文を多く見かけます。
しかし、そういった〇〇が出来るという事を聞いたからと言って、先の様な感想にはたどり着きません。
・お金の本質
・ビットコインの歴史
・ユースケース
・ビットコインシステムの基礎
・ブロックチェーン技術の可能性
こういった内容を、総合的に学習する事で、点と点が繋がり、一気に「ビットコインとはシステムである」という理解が深まります。
暗号通貨技能検定講座を受講すると、暗号通貨にも総合学習が必要であることに気づかされます。
エルサルバドルの国民には、ビットコインの利便性と必要性、そして安全性が浸透していくだろうと思える記事を見つけました。
皆さんご存知の通り、ビットコインの送金はマイクロペイメント(少額送金)が、利便性と必要性に該当しますすが、ビットコインはネットワークの参加者が多ければ多いほど、送金手数料が高くなるという特性があります。
こうなると、マイクロペイメントの魅力が失われてしまいます。
ちなみに、私は50円前後を5名に送るため、1人当たり1000円かけて送ったことがあります。
今では、笑い話です。
しかし、その問題を解決に導いた仕組みが「ライトニングネットワーク」でした。
ライトニングネットワークを活用する事により、ようやくビットコインのマイクロペイメントが本格始動し始めます。
そして、そのライトニングネットワークを活用した決済導入を、このマクドナルドは導入しました。
ライトニングによるビットコイン決済は、それ専用のウォレットが必要なのですが、無料でアプリをダウンロードし活用できます。
UIも快適で、既存のQRコード決済と同様に使えます(リンク先の記事でも、印刷されたQRコードが写真掲載されているのでご覧ください)。
この様に、私たちが消費者として、気兼ねなく使える環境は、その物が広く浸透していくかどうかにおいて、非常に重要となります。
誰もが最初は、触れたことの無い物事に対しては慎重になります。怪しみ不信感を感じるものです。
なぜなら、私達は見たことや聞いたことが無い物事は想像しづらいからです。
そして、ここに人としての大きなターニングポイントが生まれます。
私が初めてビットコインの話を聞いたとき、私は外資系の生命保険の外交員でした。外交員として2年目でしたが、関西No.1の成績を収めたこともあり、真摯に向き合い仕事していました。
そんな時期に出逢ったビットコインでした。
お金の本質、相互扶助の本質、資産運用のいろは、そういった基本を学び理解が進んでいた時期での出会いでした。
よって、ビットコインの説明を受けたとき「これは凄い、寄附や募金の概念が変わる!」っとワクワクしたことを、今でも思い出します。
学びを止めず、自身の可能性を広げ、子供たちにバトンを繋いでいきましょう。
それでは本日も、誰かの為に、愛あふれる一日をお過ごしください。
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