起業について

記事の狙い

起業に関する考えをまとめることで自分の中に定着させることを狙う。起業について迷ったらまず戻ってくる場所を作る。

起業したいという思いはある。しかし、何をしたらいいか分からないという人は多いはず。

起業家になる決定的な瞬間は自分がソリューションをコピーできないと気づいたときだ。

ジム・マッケルビー. INNOVATION STACK だれにも真似できないビジネスを創る

起業して解決する問題を見つける

まずはここから。しかし、これがとても難しい。SmartHRの創業者も10回ピボットを経てようやくSmartHRを作り始めたという。

起業家は珍しい。珍しすぎるくらいだ。でもそのスキルセットは、そんなに珍しいものじゃないし、あなただって持っているものだと思う。結局それは、ある一つの選択をするかどうかだ。つまり、だれも解決したことのない問題に取り組み、それを解決するために何でもやるか、ということだ。その第一歩は、自分にとって完璧な問題を見つけることだ。

ジム・マッケルビー. INNOVATION STACK だれにも真似できないビジネスを創る (Japanese Edition) (p. 5). Kindle Edition.

完璧な問題には解決策があるけれど、その解決策はまだ存在していない。テクノロジーの進化がまだ追いついておらず解決策がそもそもない問題から、既に解決策が存在する問題もある。この両極端の間のどこかに完璧な問題はある。
自分にとって完璧な問題を見つけるために、下記の6つの質問が参考になる。

  1. 誰の

  2. どんな課題を

  3. どうやって解決するか

  4. 既存の代替品は何か

  5. 市場規模はどれくらいか

  6. それをあなたがやる意味は何か

この6つの質問に完璧に答えられるようでないと難しいとのこと。全ての成功したスタートアップのアイデア段階でこの質問に答えられていたかは定かではないけれど、この質問にしっかりと答えられるくらいまで解決する課題を選定するに越したことはないはず。

なぜこれらの質問について考えることが大切かというと、

誰の、どんな課題を、どうやって解決するか→ここがフワッとしていると作ったけど誰からも必要とされていないプロダクトだった、となってしまう
既存の代替品は何か→課題解決のためのプロダクトを新しく作る必要はあるのか、既にあるもので十分ではないか?
また、もし既存のプロダクトが何もないならそれはそもそも今思い浮かべているプロダクトへの需要がない可能性が高い。
市場規模はどれくらいか→あまりにも市場規模が小さいとビジネスとして成り立たないから(なはず)
それをあなたがやる意味は何か→もし他の会社に真似された場合、その会社が既に持つプロダクトとのシナジーによって優位性がなくなってしまわないか。

「それをあなたがやる意味は何か」について、こう思うかもしれない。この問題を解決したいけれど私はそれについて何も知らない、と。しかし、それは全く問題ではない。何か新しいことをやるのであれば専門家がいないのは当たり前なのだから。

少数の人が強烈に欲しがるものを作る

少数の人が

アイデアは「考え出す」ものではなく「気づく」もの


これができたら、あとは誰も解決したことのない問題に取り組み、それを解決するためになんでもやるという覚悟を決める。

ここまで読んでもう既に難しすぎると思ったかもしれない。しかし、まだ誰も解決したことのない課題を解決して得られる報酬は莫大なので、決して筋の悪い挑戦ではない。人生を捧げる価値はあると思う。
1度きりの人生なのでやりたいと思ってしまったらやるべきだと自分は考える。死ぬ間際に後悔に苛まれる日々を過ごしたいだろうか。
普通に働いていれて得られるはずだった収入や年収〇〇万円のような一種のステータスなどの機会費用が痛いかもしれないけれど、何かを得るためには何かを失わなければならない。

「未来はすでに訪れている。分配が均等でないだけだ。」という言葉がある。これについて

お金がないから起業できない

お金とコネがあるのは、みんながやり方を知っているゲームでしか役に立たない。何か新しいことをやるとなると、みんな平等で0からのスタートになる。起業家精神は0から始まる。

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