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秘密報告がダダ漏れの日本共産党~党員からの信用失墜の反映か?”反抗党員弾圧指令”がバレた田村智子新執行部


【画像① 「党史上初の女性委員長」を1月の党大会で選出した日本共産党は、しかしながら中央委員会総会で「メモ禁止」の「党員弾圧指令」ともいうべき秘密報告を行うような前時代的な行動を取り始めた。そこまで新執行部への信用失墜は深刻なのか?手前から奥へ、田村智子委員長、志位和夫議長、小池晃書記局長。】





◆SNSで地区委員長向け指導文書の内容暴かれる~「反共攻撃の影響を受けて確信を失っている党員」の増加に警鐘を鳴らした小池晃書記局長の非公開報告




党中央委員会の政策委員会で外交政策問題責任者をしていた松竹伸幸氏、党京都府委員会常任委員だった鈴木元氏が、志位和夫前委員長を批判し「党委員長の公選制導入」などを提唱した著書を刊行したことについて、「2人で謀議して党規約で禁止する分派行動をとった」として除名措置を強行した日本共産党が揺れている。1月18日から開催された第29回党大会では、除名措置の再審査を求めた松竹氏の請求を大会代議員に諮らないまま指導部(中央常任幹部会)が握りつぶし、これについて松竹氏は自身の除名の不当性と共にこうした措置そのものが「党規約に違反している」として、裁判所に提訴している。



【画像② 元日本共産党中央委員会外交政策部長の松竹伸幸氏は、『シン・日本共産党宣言』(文春新書)で党首公選制の導入を公然と提案し、代表選挙が実現すれば自らが立候補することを宣言した。これが志位和夫氏ら党執行部の逆鱗に触れ、松竹氏は一方的に論難されて言い分を聞かれることもなく、除名処分となった。しかし、この処分について「建設的提案をうけつけないのか」「異論だとしても党の前進を願ってのことなのに、党の敵扱いはひどい」など、共産党員や支持者の間に反発が広がり、田村智子委員長を中心とした新党指導部は党内の混乱を収拾できずにいる。】




松竹氏、そして鈴木氏は日本共産党内でかなり信頼されていた幹部党員であったことから、日本共産党内には大会で新たに選出された田村智子党委員長を筆頭とする新執行部がいくら「両氏の除名は相当」「松竹氏の再審査請求はきちんと処理した」と説明しても、党員たちの中で相当な部分が納得いかないまま推移しているようだ。


この度、その現れとして4月6~7日に開催された日本共産党第2回中央委員会総会で非公開に行われた小池晃書記局長による「反共攻撃の影響を受けて確信を失っている党員」への対応に関する報告のSNS上への漏洩だ。


この文書は、従来、毎週、中央委員会⇒都道府県委員会⇒地区委員会のルートにそって”手便”(ファクシミリやメールなどによらず、直接手から手へとリレーされる形で渡される文書)に乗せられるものと思われる。筆者(篠原)も、末端の地区委員会で勤務員をしている際には、週に1回、党東京都委員会に身柄で受け取りに行かされ、取ってきた文書(「地区委員長親展」とスタンプが押された封書)は地区委員長に手渡ししたものだ。







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