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[2020] What I am

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多摩美術大学統合デザイン学科卒業・修了制作展2020に出展する9人のインタビュー記事です。 彼らが統合デザイン学科で学んできたこと、卒業・修了制作に挑むそれぞれのテーマを聞かせて…
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2019年12月の記事一覧

【What I am】#09 梶垣諒

紙の性質から鑑賞体験を設計する 梶垣諒 多摩美術大学統合デザイン学科大学院1期生 【指導教員】菅俊一 学部の時はグラフィックデザインを専攻しており、そこではアートディレクションの美しさやブランディングの重要性などを学んでいました。 大学院では、論文や資料の読み方、文章の書き方など学部の時にはあまりやってこなかった事も学びました。自分は人がものを見る時の仕組みに興味があり、そこから何か制作はできないかと考えていました。 そうした興味から視覚認知についての文献など勧められ

【What I am】#08 弥富妙

過去の自分からのステップアップを目指す 弥富妙 多摩美術大学統合デザイン学科3期生 Bプロジェクト所属 【指導教員】永井一史、岡室健 -入学後に見つけた自分の意外なカラーや創作媒体について 私は、統合デザイン学科に入学する前は美大の付属中学校、高校に通い美術を学んでいました。 中高6年間を通してお寺をまわり、芸術に触れたり、能やバレエを鑑賞したり、鉛筆や絵の具を使った絵画表現だけでなくシルクスクリーンや錫で指輪を作ったりしていました。 カリキュラムだけでなく自由に制作

【What I am】#07 小林和貴

じんわりと、少しでも自分がいいと思えるものを 制作できるようになりたい 小林和貴 多摩美術大学統合デザイン学科3期生 Cプロジェクト所属 【指導教員】中村勇吾、菅俊一 -入学後に見つけた自分の意外なカラーや創作媒体について 高校2年生の夏に、『デザインノート』で水野学さんの特集を読み、「デザイナーってかっこいいなぁ」と憧れを持ちました。高校の60分授業に耐えられないから、興味のない大学の授業は大変だろうなぁ、と大学進学のことをボンヤリと考えていた時期です。 中村佑介さ

【What I am】#06 中村恵

「誰かの文化の入り口を作る」 中村恵 多摩美術大学統合デザイン学科3期生 Cプロジェクト所属 【指導教員】中村勇吾、菅俊一 -入学後に見つけた自分の意外なカラーや創作媒体について 入学するまでデザインの出力方法をグラフィックしか知らなかったのですが、1、2年次にプロダクト・グラフィック・インタラクションなどの様々なデザインを学んでいく中で、出力方法に関係なく問題を解決したり、自分の発見を形にする事を考える過程が一番好きだということに気付く事が出来ました。 飽き性の私に