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[2020] What I am

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多摩美術大学統合デザイン学科卒業・修了制作展2020に出展する9人のインタビュー記事です。 彼らが統合デザイン学科で学んできたこと、卒業・修了制作に挑むそれぞれのテーマを聞かせて…
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2019年11月の記事一覧

【What I am】#05 大槻修士

人とグラフィックデザインとの関係性を探る 大槻修士 多摩美術大学統合デザイン学科3期生 Cプロジェクト所属 【指導教員】中村勇吾、菅俊一 -入学後に見つけた自分の意外なカラーや創作媒体について 入学してから2年ほどは、考えたコンセプトを元に、作っていくという順序で製作していました。けど、この方法だと言葉に思考が支配されてしまい、自分の感覚を活かせないのが悩みでした。 そこで、3年時のタイポグラフィの授業で自分の名前のロゴを製作した時に、コンセプトと製作の順序を変えてみま

【What I am】#04 山本さら

4年間、構築してきた「私」 山本さら 多摩美術大学統合デザイン学科3期生 プロジェクトA所属 【指導教員】深澤直人、長崎綱雄 -入学後に見つけた自分の意外なカラーや創作媒体について 統合デザイン学科に入学した当初、私はグラフィックデザインに興味がありました。 この学科の魅力の一つとして幅広い領域のデザインを学べるということがあります。しかし、グラフィックを学びたいと思っていた私にとって、苦手意識のある立体や全く知識のないインターフェースの授業があるのはとても不安でした

【What I am】#03 小野泉

あたらしいけど、せのびしない 小野泉 多摩美術大学統合デザイン学科3期生 Bプロジェクト所属 【指導教員】永井一史、岡室健 -入学後に見つけた自分の意外なカラーや創作媒体について 統合、そして永井・岡室プロジェクトに入ってから、「あたらしいアイデア」を考える楽しさを知りました。 ものごとの本質をみつけ、あたらしい視点で編集する。「デザイン」のひとことの中には、たくさんの意味と可能性が詰まっていることを学びました。 写真や本が好きですが、あたらしい体験をつくるモノも制

【What I am】#02 笹原美裕

たっぷり詰め込んだ密度の高い作品に挑戦 笹原美裕 多摩美術大学統合デザイン学科3期生 Dプロジェクト所属 【指導教員】佐野研二郎、小杉幸一、榮良太 -入学後に見つけた自分の意外なカラーや創作媒体について 私は、デザインの「デ」の字も知らないままにこの統合デザインという学科に入りました。様々な授業を受けるうちに、綺麗なロゴを作るのは苦手、木を綺麗にやするのも苦手、でもキチッと辺が揃った箱を作るのは得意だった、みたいな自分の意外な面を見ました。 中でも1番驚いたのは、自分

【What am I】#01 長倉史佳

人の思い出に残るようなプロダクトデザイン 長倉史佳 多摩美術大学統合デザイン学科3期生 Eプロジェクト所属 【指導教員】米山貴久、米田充彦 -入学後に見つけた自分の意外なカラーや創作媒体について この学科に入学してからは自分の色を発見する連続でした。 高校時代、僕は普通科の高校に進学し漠然と美大に行きたい、面白い事がしたいと考えていました。なので他の人よりデザインに対しての知識やスキルは欠けていたと感じます。当然PCなどは触ったことはなく、※水張りさえ大学が初体験で