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水生昆虫 採集記【新潟県】2023.8.31-9.1

大学4年生の夏休みも終盤。
そうだ、新潟に行こう!

今日も今日とて、ゲンゴロウ採集。
生物研究部の水生昆虫班の仲間たちと新潟遠征に行ってきます。

さて、メンバー全員を車に乗せたら、冒険の始まりです!
関越自動車道をいつも通り法定速度遵守で快調に飛ばしていく()

運転していてとても気持ちが良い

今回の狙いは「ナミゲンゴロウ」
あわよくば新潟県産のコガタノゲンゴロウもみてみたい所存。


早速、ひとつ目のスポットに到着。
自分の言葉を失うほど綺麗だった。

写真の1000倍美しい

そこには、
絵に描いたような湖が膨らんでいた。

まるで自然が地上を再び征服してゆくのではないかという不快感まで覚えた。

この場所の彩やかさは只事ではない。花の黄も、葉のみどりも、幹のみずみずしい黒も、勢いに溢れた夏空の青も、そして、それらをすべて写し返すこの湖も。何か私の目には悪意を帯びた色彩のあざやかさと映った。いわば色彩の火事。

そんなことを感じて、
私は、煦々(くく)たる猛暑に背中をあぶられながら湖岸に向かった。


さあ早速「ナミゲン入りました!」と威勢の良い声。
ナミゲン第一号を見つけたのは後輩のみーしょーくん。

ひとつ目の池からナミゲンが入ると否が応でもテンションは上がる。
やっぱりメンタル管理って大切だ。数日前の虚無採集なんか忘れてタモ網をはたらかせた。

結果、
ナミゲン、マルゲン、オオミズスマシ
がメイン種だった。

新潟のナミゲンはデカい!
ベルクマンの法則…(?)
マルゲンがたくさんいる幸せ

正直、こんなにも美しい景色と生き物がみられて私たちは既に満足していた。

あとはワンチャン、コガタノが生息してたらうれしいなの気持ちで残りのスポットを巡った。

結果、コガタノは見つからなかった。
まあそう簡単に新潟で見つけられる虫ではない。
いるのかもわからなかった。例えるならツチノコでも探しているような感覚。

まあ、新潟県産コガタノはまた次回、挑戦するとして私たちは新潟県名物のへぎそばを食べて宿に向かった。

採集のあとは美味しいご飯です!
お疲れ様でした


<つかまえた!>
ナミゲンゴロウ
マルガタゲンゴロウ
クロゲンゴロウ
キベリクロヒメゲンゴロウ
マメゲンゴロウ
オオヒメゲンゴロウ
ヒメゲンゴロウ
コシマゲンゴロウ
オオミズスマシ
オオコオイムシ
ミズカマキリ
その他水昆

おまけ

ナミゲンの幼虫
ミズカマキリ
クロサンショウウオ
オニヤンマ
見返りカモシカ
石像のようなカエル
お昼の海鮮丼^^

ここまでみてくれてありがとう!
おしまい

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