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アンデシンラブラドライト

こんにちは!Ring Artist のinsulaです!

さて、次回7月の個展まで一ヶ月を切りました!
久しぶりの東京での個展です!

ただ、出産予定日も近づいているので、在廊できるかどうかはかなり厳しいのですが、もしできそうでしたら皆様にお会いできたらなと思います。

7月の個展は私の大好きな「長石」という石のグループを中心に展示したいと思います。宝石や天然石というのは、ルビーやエメラルド、サファイヤ、という名前のついた石があると言うよりも、大きな石の結晶のグループがあって、その中で綺麗なものにそれぞれ名前がついている、というイメージです。だから同じ「長石」グループの中でもその組成や特徴によってさまざまに呼ばれています。

例えばムーンストーンやサンストーンという石は長石の仲間です。
実は「ムーンストーン」というのは表面にぼんやりと光が浮かび上がる石全般に使われる名称です。宝石名としてはホワイトラブラドライトやペリステライトなど、別の種類の石に分類されたりもします。なかなかややこしいですね!反対にサンストーンは内包物がキラキラと光を反射するような光り方をします。ムーンストーンと対照的な光り方をするのでサンストーンと呼ばれるようです。

日本名だとムーンストーンは「月長石」、サンストーンは「日長石」となるのでそれも素敵ですね!

いずれにせよ、長石の中でも美しく透明度があってジュエリーとしての価値があるものに名前がついています。

その中でも私がとても気に入っているのが「アンデシンラブラドライト」と「オレゴンサンストーン」です。

アンデシンもラブラドライトも長石の仲間ですが、こちらはラブラドライトの見た目をしたアンデシンという鉱物、という分類だそうで、大変ややこしいのですけれども「レインボームーンストーン」としても有名です。

金の指環「Giselle」

よく売っている「ムーンストーン」とは別次元の光り方をしています。
もちろん天然で人工処理はされておらず、半永久的にこの輝きを維持します。
太陽光で虹色のゆらめく光を映し出す様は冷たい炎のよう。
そんな不思議な石です。

最初にこの石に出会ったときはこんなに美しい石が存在するのか、と息を呑んだ覚えがあります。最近は知名度も上がってきてあちこちで目にするようになりましたが、私が指環を作ろうと思ったきっかけの石でもあります。こんな綺麗な石があったらずっとみていたいよね、ということで指環を作っています。

この石は写真や映像でお伝えするのが本当に難しいので、ぜひ個展でお手に取ってみていただきたいなあと思っています。

万華鏡のようにめくるめく色と光の変化に目を奪われてしまう経験をぜひあなたにもしていただきたいと思っています^^

insula

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