新規ドキュメント_2020-02-09_23.16.38_9_2_

ID: INVADED イド:インヴェイデッドの話5 それはそうでしょうね。

ネタバレメモ

 ジョン・ウォーカー結局お前かよとか飛鳥井木記が生体部品ていうのは「それはそうでしょうね」という感じで、むしろ素直にそんな描写してきたことがおかしいので、このあとガツンとくるのが準備されてるのは間違いない。だって結局何やろうとしてるのか未だにまったくわからない。
 飛鳥井を触媒に殺人鬼作って、飛鳥井の特性を使ってミヅハノメを作って、自分が作った殺人鬼を捕まえさせて、何やりたいんだよ。

 本堂町がジョン・ウォーカーの殺人鬼作りが一週間になぞらえてあるのに気付いて「神みたいに創造か」的なこと言ってたのと飛鳥井が「自分のせいで世界が壊れる」的なこと言ってたことが重なる。

 だからジョン・ウォーカーは殺人による新世界の創造と旧世界の破壊をやろうとしてるらしく、阿呆なカルトの教義でもあるのか?おっさんの阿呆頭の中でしか成立してない酷い妄想が?

 富久田も曜日の一人として死ななければならなかったみたいだけど今回は防がれている。墓掘り井波七星もまだ生きている(共犯者は死んでてそっちもジョン・ウォーカーいたのでオッケーなのか)。
 ここで飛鳥井が「出番ですよ」って何するんだろう。というか飛鳥井健康そうだったね。

 結局重要なところはぜんぶ伏せられたまま。

 さて作中で唯一言及があった作家チェスタトンは『木曜日だった男』という小説を書いている。
 曜日をコードネームに持つ男たちが幹部のテロ組織の話で、主人公は潜入捜査官としてそこに入り、木曜日の名を得て内部を探っていく…というところから奇想な展開になっていき滅法面白いのでオススメなんだけど、これイドと関係あるのかな。ざっくりとしか覚えてないし読み返す時間もないので検証できないんだけど。聖書からの曜日のくだりもある。ともあれチェスタトンは裏返すのが得意でいつもやる。面白いよ。

 世界の創造をやるとして、そこに聖書と日本神話が絡み、飛鳥井木記がイザナミなんだろうけど(飛鳥井がイザナミの話は「ID: INVADED イド:インヴェイデッドの話3」で書いてます)、つまり何をやるのか。
 夢との違いは何か?というのが重要ぽい気がする。

 現実の飛鳥井の顔がカエルちゃんと同じ顔だったのに百貴はなんで知らん顔してたんだというのと、集団看護師昏睡も解けてない。百貴が噛んでるのか?富久田も怪しい、あいつの助言で本堂町が導かれている。あと飛鳥井の井戸をどこまで信用できるのかっていうのもあって、飛鳥井が共犯の線もまだある…か?悪に損なわれた大切な存在という役割は鳴瓢の妻綾子と娘椋=無垢が担っているので、飛鳥井もそれをやるのかというのがどうもひっかかっているんですよね。

 世界の創造に見立てた何かだと思ったらさらに上を行くパターンもあるかも。

 「前に家に行ったときと違ったので」ってセリフ良かった。

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