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子供の言葉のどもりは発達障害?どもりの原因とは【日本インストラクター技術協会】

子供の喋り方がどもっていると感じて不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は子供のどもりについて解説していきます。原因として考えられることや、正しい対応を身に付けることで子供の気持ちに寄り添っていきましょう。

どもりとは

どもりとは、スムーズに話ができない状態のことを言います。症状としては、初めの文字を繰り返してしまう「繰り返し」や、最初の文字を引き延ばしてしまう「引き延ばし」、なかなか言葉を発音することが出来ず、最初の一言を発するタイミングをとることができない「出にくさ」があります。どもりは、2歳から4歳までの子供のうちおよそ5%に見られる症状で、たいていの場合、小学生までに治ることが多いと言われています。

どもりの原因

どもりの原因としては、7割が体質的なものであると考えられています。育った環境や親の子育てはあまり関係ないとのことです。明確な原因について突き詰めるのは難しいですが、青年期以降に発症したどもりについては、脳卒中や脳損傷などの病気も考えられるので、気になる方は医師に観てもらった方がいいでしょう。

どもりの治療法

どもりが気になった時はお近くの療育センターの相談してみましょう。言語聴覚士に症状を見てもらうことで的確な治療を受けることが出来ます。一般的には滑らかに話せるようにするための環境調整や、滑らかにはさせるように誘導する直接指導法などを受けることでどもりを改善していきます。

どもりに対する接し方

どもりが気になる子供に対して決してやってはいけないことは、子供の喋り方を指摘することです。良かれと思って「ゆっくり話して」「落ち着いて」などと言ってしまうと、子供にプレッシャーを与えてしまい、話すことに抵抗を感じてしまうかもしれません。

同様に、「もう一度言って」や子供の言いたいことを親が先に言ってしまうことも絶対にやめましょう。逆に全く気付いていない、気にしないくらいの対応のほうが望ましいでしょう。子供が一生懸命話しているときは、最後まできちんと聞いてあげて安心させてあげるといいですね。

もう一つの注意点としては成長するにしたがって、どもりを自覚してしまったり、周りの友達にどもりを指摘されることもあるかもしれません。そんな時も親は学校などに早めに連絡し相談したり、「そのままでいいんだよ」と声掛けする等心のケアをおこたらないようにしてあげてください。

日本インストラクター技術協会には子供心理カウンセラーの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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