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不安な気持ちの落ち着かせ方【日本インストラクター技術協会】

なんだか気持ちが落ち着かない、そわそわと不安な気持ちが邪魔してリラックスできない、眠れない。そんなことはだれでも経験があると思います。
特に夜中、ひとりで考え事をしていると不安がどんどん大きくなって、「どうしよう」「もっとああしておけばよかったかな」「私っていつもこう・・・」と悪いほうにばかり考えが及んでしまいます。今日はそんな気持ちの落ち着かせ方について、一緒に考えてみたいと思います。


不安の原因を「探す」のをやめよう

不安な気持ちがあるときには、その気持ちがどこから来るのか、どうしたら不安じゃなくなるのか、一生懸命考えてしまうと思います。しかし、その考えてしまう行為自体が、ますます不安を呼んでしまうことがあるのです。考えれば考えるほど、「ああしておけば」「私はどうしてあんなことを」と深く自分を追い込んでしまうものです。

そんなときはいったん原因探しをやめてみましょう。ただしこれはただの現実逃避ではありません。解決すべきときには解決に注力して、夜寝るときにはしっかり寝る、そのメリハリが大切なのです。夜に一生懸命考え事をして、不安になって、眠れずにいても、問題は解決しない。それどころか、翌朝の思考力にも影響を及ぼします。


わかっていても考えるのをやめられない

「考えない」というのはとても難しいことです。「考えない」ようにしている時点で、すでに意識が向いてしまっています。そんなときは、何か他のことを「する」ことをおすすめします。一度布団から出てみて、温かいものを飲んだり、本を読んだり、ナンプレやロジックなどのパズルゲームもおすすめです。(スマホゲームの睡眠直前の使用は、入眠困難の一因となりうるためおすすめできません。)

可能なら誰かと話をしてみるのもいいでしょう。そのときに注意しなくてはいけないのは、不安の内容については話さない、ということです。
不安な気持ちを抱えていたとしても、できるだけ関係のない話、気分がまぎれるような話をしましょう。この時の目的は、不安から自分の気をそらすことです。普段から自分の好きなこと、集中できること、気分転換になることを意識して貯めておくとよいでしょう。


問題はほったらかし?


不安な気持ちから一時的に逃れることができたとしても、その原因がなくならない限り、根本的には解放されないものです。不安の原因には適切に対処をしましょう。日常生活にはさまざまな不安の原因があります。どんなことをストレスに感じるかは人それぞれです。

また、同じ出来事があったとしても、そのときの生活の充実度や気持ちの安定の度合いによっても、不安を強く感じてしまったり、逆に不思議なくらい不安に感じないということもあるでしょう。ここでおすすめしたいのは、不安を誰かと共有するということです。信頼できる大人と一緒に不安な気持ちについて話し合ってみましょう。

自分ひとりで考えている時とは別の視点が見つかったり、解決策が見えてきたりすることもあるかもしれません。ひとりで考えていた時には大きくて恐ろしくて対処のしようがないと思う問題であっても、誰かの力を借りることで簡単に解決できることもあります。

もしかすると、いつのまにか不安な気持ちがどこかへ行ってしまった、ということもあるかもしれませんし、逆に、やっぱり誰かの助けを借りないとどうにもならない状況であったということがわかるかもしれません。大切なのは一人で抱え込んでしまわないことです。

何か行動を起こすことです。漠然とした不安が続いているのなら、精神科医や心理士等の専門家に相談してみることもおすすめです。きっとあなたの心を楽にするお役に立てるはずです。

日本インストラクター技術協会にはメンタル心理ヘルスカウンセラーの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。


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