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大晦日の過ごし方

お昼過ぎから、私はキッチンにこもる。毎年のことだ。娘でさえも、つまみ食い以外はキッチンに入ってこない。旦那も娘も思い思いのことをして、私が御節作りに集中できる状態にしてくれる。今年のお供はシャンパーニュ<ハイパー・エドシック>。まずは出汁を大量に作るところから始めよう。合間にニンジンの飾り切りをチマチマとしたり、こんにゃくをクルッとねじったり。

すでに夕方には出来上がってる。御節ではなく自分が。まあいいではないか。とりあえず、娘の好きなサーモンを乗せて、アペリティフ的なものを出しておこう。のし鷄の端っことか、黒豆とか、生ハムとかちょこちょこつまめるものを出して、最後は年越しそば。今年の蕎麦は、美味しくなかった。まあいいや、形だけ。

それにしてもさ、年末の食材の値段って異常だよね。蓮根が100gで150円とか、鶏肉より高い。買ったけどさ。三つ葉も198円って何様?絹サヤは近くのスーパー売り切れて、ちょっと遠出したよ、198円って足元見られすぎてないか?買ったけどさ。

今気がついたけど、夕飯、座って食べてないな。キッチンに住み着いた妖怪みたいだ。

そして今は、今年最後の筋トレも終えて、紅白をBGMにnoteを書く。とりあえず、最近のご飯もアップしておこう。

ある日の娘の弁当。

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ステーキだよ。

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これはなんだろう?ああ、ホッケの干物だ。お味噌汁には鮭を入れたんだけど、石狩汁って呼んでいいのかな?

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今年は本当にnoteの皆さんにお世話になりました。荒ぶる官能を皆さんに聞いてもらえただけで、どれだけ救われたことでしょう。シングルモルトな男やピノ・ノワールの女など、ワインやスピリッツ、ウイスキーの話を書けたし、ビーツの話も思う存分書いた。日々の食事のことや、ささ美さんの話も書けたし、エロスをさらけ出した「食虫植物」も書いた。そして「裸の王様の娘」も今書いてて、すごく楽しい。1年前の私からは想像がつかない。皆様のおかげです。感謝。

改めて、私の中では日々の食事のことも、kのことも、官能のことも、全部同じジャンルだと思ってるのだな。一貫性がないなか、皆さんお付き合い本当にありがとうございます。

あなたのあの時の一言も、

美しい詩のような言葉たちも、

女子会のようなコメント欄も、

今の私を形成する上で、どれも欠けてはならない言葉達でした。

食虫植物で書いた通り、私は皆さんの言葉を思う存分喰み、自分の中に取り込みました。

来年は自分も含め、どうなるでしょう。

今と同じにはなり得ないけれど、来年の大晦日も、

「とにかく楽しかったね」と言いたいです。

うん。流石にね、飲みすぎたわ。

ミーシャの声域、すごいな。

また明日からもどうかよろしくお願いします。


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