秋の女神がふてくされた。「どう考えても今年は私の期間が短い」。夏の神がヘラヘラと「まあしょうがないっしょー」と笑い、大きな椅子に座って、小難しい本を読んでいた冬の神は「だからどうしたのです?あなたはあなただ」と微笑む。春の女神は「ほらほら、そんな顔してたらダメ」と花を差し出した。

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