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一冊の本から学ぶな

「真実はひとつ」という言葉がありますが、ぼくは懐疑的です。

卑近な例で言うとAさんとBさんのもめごとがあったとして
AさんBさんそれぞれの視点からの真実があると思うからです。

音楽でも政治でも文化でも、色々な情報が溢れていますが、最初に目にした意見や自分にとって心地いい論理、結論に飛びついてしまうのはある程度仕方ないのですが(サピエンスの本能だと思うので)、

本来であれば関連する要素を全部MECEに洗いだして吟味する工程が必要だと思います。

ただ、忙しい現代人にそれは酷というもの。
だからせめて、

「このことは当分考え続けるテーマ」
として、色々な意見を積極的に見ていくことを心がけています。

決定の保留というか、編集や差し替えが簡単にできるように、レンダリングせずmidiの状態でキープするというか。

何かに即座に結論を出してこれが絶対正義、絶対悪と断じることができるほど、ぼくたちはまだ賢くなれていないと思うんです。

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