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三度がひどいと思ったら(特に長三度)

チューナーできちんと合わせたのに、特にコードやスケールを弾いた時に響きがヘンだな?と思いつつ、チューナー上では正しいからまあいいか、となってる方はいませんか?

思い当たる場合、ギターのチューニングについて、チューナーを盲信するのをやめる時かもしれません。

チューナーで普通に各弦を合わせた場合、完全に合ってるのは各開放弦と12f、24fだけです。

他の各フレットは、楽器の精度によりますが2-12セント程度ズレてることが当たり前です。

押弦する分弦が引っ張られますので、その分高くなってしまうと思ってください(乱暴)。

もちろん、押さえ方が強ければ強いほど音程は目に見えて上がっていきます。

これはギターの特性の問題なので、全フレットでズレをなくすことはできませんが、10セント以上ズレてる場合はショップで調整した方がいいかも。気づく人が出てきます。

ぼくの場合は、5弦のA=440Hzなりでチューニングしたら、他の弦もそれを基準にチューニングすることで全体のチューニングのズレをごまかすという方法を取っています。

全体のズレを吸収するチューニング
5弦開放をチューナーでAに合わせる(A)
3弦2fを5弦開放に合わせる(A)
2弦開放を5弦2fに合わせる(B)
4弦開放を2弦3fに合わせる(D)
1弦開放を4弦2fに合わせる(E)
6弦開放を4弦2fに合わせる(E)
※オクターブ違いを含みます

こうすると、ひとまず全部の弦がA=440基点になるので、いくらかマシになると思います。誰だったか、先輩に聞いた方法だったと思います。

上級者の方々は曲によって起点の弦を変えたりしてるかもしれませんが、まずはこれくらいしておけば当面は悩む必要がないかなって思います。

特に長三度は、最も美しいとされる音程に対してそもそもかなり微妙だったりしてるので、今は何も感じなくても、耳が育ってくると気になり始めるかも。

お役に立てれば何よりです。

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