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データではなく自分の都合の良いイメージで語る夢想コンサルによる被害が拡大中

ビジネスはイメージではなくデータで語る!これが大原則。売れそう、とかは必要ありません。売れたかどうか、売れるかどうかが最重要項目です。そのコンサルが発するメルマガ、SNS何でもよいですが、ビジネス論を数字で語れていないようであれば、信用しないようにしましょう。

これを売れそう!売れそう!売れそう!と連呼されると一瞬信じてしまう気持ちもわからなくもありませんが、そこは一旦冷静になって、本当に売れたのかどうかを確認してみるようにしましょう。

かなりリアルな話をさせてもらうと、イメージ的に7月8月の夏時期に売れそうな商材があったのですが、実際問題それが夏に売れたというデータはありませんでした。まったく売れないわけでもありませんが、爆発的に売れるわけでもなく、まあ普通かなというレベルです。なんでそれが言えるかというと、実際に私が販売した当事者なのでデータがありますし、同じくそれを扱っていた人間に状況を聞いてみたら、同様の答えが返ってきました。つまり、その商材は例外などいろいろある可能性もありますが、基本的に夏に特別売れるわけではないという判断が下せるわけです。

そういう事実があるにもかかわらず、まったく同じその商材が夏に売れると強調している恥知らずコンサルがいたりするのです。一体、何を根拠にそれを言っているのか、頭に疑問符しか浮かびません。もちろん、自分のメディアで何を主張しようがその人の勝手ですが、それに騙されてしまう人がいるのも事実なので、十分に気を付けてくださいと注意喚起しているわけです。

そうした話を見極めるポイントは簡単で、根拠を数字で語っているか、そしてその数字がリアリティのあるものかどうかそれだけです。数字を見ろと言っても、その数字があり得ないものであれば信用できません。極端な話、1か月で1億円売ったとか。もちろん、ポテンシャルのある商品であれば全然可能な数字ですが、そうすると今度は、1億円売るためにどのような仕入れをどのくらい前から準備して、どのくらいの資金を投入して、利益率がどのくらいだったのか、そこまで語れていれば信用に値するかもしれません。しかし、メルマガなどのライトなメディアでそこまで詳細に語る・語れる人はいないでしょうが、少なくともそうした話の片鱗でも語っているかどうかがポイントになるわけです。

人は景気の良い話に惹かれるものですし、勝ち馬に乗りたいのは誰でも同じです。私だってそうです。しかし、その話の根拠を見極めて、語っている人が信用できるかどうかを判断できるようになっていただきたいと考えています。その為にはリサーチが必要です!

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