商品はどれも同じ時代！という商品力不足コンサルの末路は悲惨だよ

商品・サービスが飽和化する時代だから誰から買っても同じ、だからあなた自身を魅力的にしてお客様をファン化させましょう！という気が狂っているとしか思えない教えを説くコンサルタントが時折いらっしゃいます。また、それに騙されてしまう起業志望の方もいらっしゃることも事実です。

いずれにしても、そうしたでたらめでもお客さんを集めて相手にしていたら、そのコンサル自体には経験値もついて、お金も入ってきて、それなりに着飾り始めるので、それなりに魅力的に見えるのも無理もないかもしれません。例え、教える中身がスカッスカだとしても。

そもそもとして、商品・サービスが飽和化しているという話自体も、木を見て森を見ずという状態です。例えば、当社は許認可認証代行をやっていますが、もちろん、同業他社はそれなりに存在しています。じゃあ、他社と差別化するためにいきなり自分磨きをするかと言ったらそんなことはなく、他社が出来ているところ・できていないところ、多くのお客さんが悩むところはどういったところなのかなどを研究して、他社がやっていないサービスを強調したり、それができる人とアライアンスしたり、特定の業界向けに営業してみたり、いろいろやることはあります。そして時間も掛かります。

正直言って、自分磨きしている時間なんてありません。もちろん、最低限のビジネスマナーは守りますが、最初は自分磨きよりも商品磨きが必要なのです。

結局、商品力・サービス力を向上させる方法論を教えることができないコンサルが、手っ取り早くできる講座として自分磨きを推してくるのです。また、商品力・サービス力の向上はどうしても時間が掛かりますので、そちらでいきなり収益化しようとは考えず、副業として少しずつ力を蓄え、必要な資金はすべて本業から賄うようにするのが王道です。こういうことを教えるとお客さんがいなくなってしまうので、コンサルは教えない。

もちろん、さらなる事業発展の為、自分磨きにも力を注ぐべき方が会社経営者もいるかもしれませんが、そうした人たち元からのレベルも高いので自称コンサルレベルでは相手にされません。そうすると、結局、低レベルコンサルが餌食にできるのは起業志望者という、言うなれば素人だましの仕事しかできないのです。

一方で、本当に実業で成果を出して、商品力・サービス力向上を指導できるようなコンサルタントの方は、起業志望者を相手にするようなビジネスをしていないのが実情です。そうした方々は、ご自身の集客をインターネットで行わずほとんど口コミですし、SNSでの露出も控えることが多いです。結局、起業志望者に有益な情報は届かず、よく露出している自称コンサルタントに騙されてしまうということになってしまうのです。

ただ、本物に近づくためにも自分自身で力を付けていかなければならないことも事実で、良心的なコンサルに出会えれば良いですが、変な話、自称コンサルに騙されていると理解しながら利用してやるくらいの気持ちで進めていくということはありかもしれません。間違っても全幅の信頼を寄せてはいけないのです。

最後に覚えておいていただきたいのは、本当に信頼できるのは、変な自己啓発ばかりをしてきた人間を魅力的と捉えるのではなく、ソリューションしてきたお客様の数や実績に裏打ちされた、経験・自信を誇る人たちです。決して、自己啓発ばかりをしている人間の、狂っていると感じるような自分大好きオーラ満載プレゼンに負けないようにしてください。

そしてビジネスにおいて本当に大事なのは、商品・サービス力です。さらに言うと、見せかけというかコンセプトという絵を描いただけの商品力ではなく、地に足ついていてそれでいて儲かっているビジネスを扱っているか、そういうところでコンサルの実力を品定めするようにしてください。

間違っても、商品はどれも同じ、というバカコンサルの言うことに騙されないようにしてください。