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本当か怪しい壮絶エピソードを売りにする自分凄いでしょコンサルには気を付けよう

壮絶な借金地獄からわずか3か月で復活!金なし・人なし・経験なしの状態から一発逆転!バブルがはじけて極貧状態から1日2時間の睡眠で仕事をしまくり半年で再起!子育てしながら若い伴侶と再婚して現在は意気揚々!などなど、自分すごいでしょアピールをして個人事業主など小規模事業者相手にコンサル契約を取ろうとする自称コンサルの方は後を絶ちません。

これからビジネスを目指そう、少し行き詰っているので自分に活を入れたい的な人が、そうした自称コンサルがまぶしく見えてしまうのかもしれません。仮に自称コンサルの話の内容が本当だとしても、普通の人が数千万円とかの借金地獄に陥ることがあるのでしょうか?現在日本で、はじける程のバブルの時代が再来するのでしょうか?結局、そうした壮絶エピソードは再現性のない話であり、自分たちには関係のないことだと気付きましょう。

また、これまでにない経験をした一方で、現在のその方の社会的ポジションはどうなのでしょうか?そこから再起して上場企業を一代で築き上げた、数億円・数十億円規模で会社を経営しているなどの活躍をされているのであれば、刮目に値するかもしれませんが、結局のところ、世に誇るような大した成果を上げることなく普通に暮らしている程度が関の山ではないでしょうか。もちろん私自身もその程度ですが、決して自分の過去を誇大表現して喧伝はしていません。

だったら、そんな人たちにわざわざ一か月数万円もの大金を払って何を学ぶことがあるのでしょうか?何とかビジネスを伸ばしていきたいと思っている方、自分が学ぶべきコンサルを選ぶ際は是非そうした視点を取り入れてみてください。

ただ、そうした自称コンサルの方々は、物凄いまでに自己顕示が強く、本当に自分はすごい人間だと思っているので始末に負えないということもあるので、人として厄介だなと感じています。

ビジネスの側面から言わしてもらうと、そもそもとして、個人の変なエピソードを披露しないと集客できないようなビジネスはやめた方が良いと考えています。もちろん、最初期の頃はなりふり構わず集客する必要があるかもしれませんが、結局そのビジネス内容だと伸びていきません。当社では、自身の簡単な挨拶文くらいはホームページに書いていますが、後は自社の商品・サービス説明のみを行っています。それもお客様が知りたいだろう部分をかなり詳細に。そして、ほとんど広告を使っていません。集客の波は当然ありますが、それでも当社規模としては十分くらいにお客様から問い合わせを頂いています。決して、私自身が壮絶借金地獄から再起したとか書いていません笑。

また当社は、法人相手が多く、お客様は私の過去には興味が無くどうしたら自分の悩みをソリューションしてくれるか、その一点だけです。そういうことを言うと、人間味がないと言い出す自称コンサルもいらっしゃいますが、まずはビジネスでとことん成果を出して差し上げると、自然に相手は私自身にも興味を持ってくださるようになり、今では、「堀ファン」と仰ってくださるお客様もいらっしゃるほどです。

順番を間違えてはダメだということです。この事を教えられないコンサルは失格でしょうし、そもそも書いている自称壮絶エピソードをすごいと思っているのはご自身だけかもしれませんね。

最後に。私が、この人本当にすげぇと感じるコンサルの方々はそもそもビジネスで失敗していません。だからコンサルができるのです。失敗をウリにしている人たちは結局そこから大して学んでいないので、また同じような失敗を繰り返す(失敗の指導をする)可能性が高いので、憧れるなんてとんでもなくむしろ注意の目で見るようにしてみてください。

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