見出し画像

Tableauの空間関数について

workout-wednesday2022 Week13をやった際に使用した空間関数について、アウトプットしてみようと思います。

このWOWの課題では、アメリカ国内の空港(Origin Airport)を選択し、距離(マイル)を指定すると、選択した空港から出ている飛行機の目的地を表すことができます。
以下のようなイメージです。

このダッシュボードを実現しているのがTableauの空間関数になります。

空間関数とは

空間関数は、地理情報システム(GIS)において地理データを操作するための関数です。
(GISとは位置に関する様々な情報を持ったデータを電子的な地図上で扱う情報システム技術の総称です。)

Tableauでは、以下のような空間関数を使用することができます。

MAKEPOINT: 緯度と経度の値から地点を作成する
MAKEPOINT(緯度, 経度)
というように、引数に緯度経度を渡すとその地点を作成します。

MAKELINE: 2つの地点から線を作成する
MAKELINE(始点, 終点)というように引数を渡します。緯度経度を使うとMAKELINE(MAKEPOINT(緯度, 経度), MAKEPOINT(緯度, 経度))となり、始点から終点を線で結ぶことができます。

DISTANCE: 2つの地点間の距離を計算する
DISTANCE(始点, 終点, 単位)というように指定します。緯度経度を使うとDISTANCE(MAKEPOINT(緯度, 経度), MAKEPOINT(緯度, 経度), 'Mile')となり第3引数で指定した単位で距離を返すことができます。

BUFFER: 指定された地点から一定の距離にあるエリアを作成するBUFFER(MAKEPOINT(緯度,経度),数値,'miles')というように指定でき、第1引数を中心に指定した距離の円を描くことができます。

空間関数の活用

以下、いくつか空間関数の活用例を考えてみました。

店舗と顧客の位置関係を分析する
MAKEPOINT関数を使って、店舗と顧客の位置データを地図上にプロットする。これによってどの店舗がどの顧客に近いか一目でわかると思います。

営業エリアを表示する
BUFFER関数を使って、店舗の営業エリアを表示することができると思います。たとえば、各店舗から半径5km、10km等にあるエリアを描画し、その範囲内にどのような顧客がいるかを分析することができます。

まとめ

あまり頻出な関数ではないかもしれませんが、地理データを使用する際は是非有効活用してみたいと思いました。

読んで頂きありがとうございます。以上になります。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?