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電車に揺られて

普段無機質なものは撮らないんだけど、ガラガラの電車のホームを見たことがなくて撮ってしまった。

これから少し離れた所に見学に行くんだけども、行ったことのない場所へ行く時にワクワクと不安が重なる。割合としては3:7で、不安がいつも勝っている。
うわーーー、行きたくない。
いつだって知らないものは知りたいのに、中身の見えない行ったことのない場所には本当に行きたくない。矛盾していると思うけど、本当に。

臆病だし、面倒くさがりやなのだ。

行かなければならない、くらいの力が無いとそういった場所には到着できない。
しかし、行って後悔することは極めて稀で、結局行ったことのない場所には自分の知見外の情報がわんさかあって、私の脳は喜んでいる。

優しい人や異なる考え方に出会えた時は出かけてよかった!ハッピーついてる♩と思う。
ただ、帰ると脳が疲弊してもう誰にも会いたくないという気持ちになる。遮断する。

そういえば、昔から席を譲る子どもだった。
でもそれはおじいちゃんおばあちゃん妊婦さんに楽をして欲しいからではなくて、自分がそういった人達に席を譲らなかったという事実を受け入れることが出来ないからだ。優しくない自分が受け入れられない。なんだか歪んだ親切なのだけれど、昔からニコニコしていてそうゆう事が進んで出来たから、見透かされて嫌われたり、純粋に感謝されたり色々あったことを電車に乗ると思い出す。もしそれが偽善だとしても、相手の役に立っていれば善ではないかとずっと思っている。自分を肯定するため、むちゃな論理を考えることが昔から好きだったな〜。いつからひねくれているのか分からない。見た感じの素直さとは裏腹に、私は色々面倒くさい。

でもべつに、いい!

電車に乗っている老若男女がこれからどこへ行くか想像するだけで楽しいものです。


自分が到着してからのことは、何も考えたくない。どうせ座っていれば最寄り駅に着くのだし。諦めて、流れに身を任せる。

私たちはまだ若いから、何かしようお力まなくていい。そう思って瞼を閉じた。


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