【合格体験記】東北大学大学院工学研究科通信工学専攻

初めに

私は東北大学工学部電気情報物理工学科に在籍し、そのまま大学院に進学しました。この体験記では、内部進学者としての合格までのスケジュールと、外部受験者と比較して内部進学者の有利な点についてお話しします。

スケジュール

3~5月:TOEIC対策
6月:研究室選び
7~8月:院試筆記試験の勉強

TOEIC対策

私が受けた専攻では、英語の得点がTOEICの成績に反映されるため、最初に取り組んだのはTOEICの対策でした。具体的には、『金のフレーズ』と『文法特急』を中心に学習し、各パートごとの対策問題集を用いてリスニングと長文の対策を行いました。また、点数の上振れを狙って複数回の受験を行い、750点以上を目標にしました。

研究室選び

次に行ったのが研究室の選択です。内部進学の場合でも、希望する研究室を選ぶことができます。私の場合、所属していた研究室の教授が65歳で退官予定であり、研究室の受け入れ人数が減少するという事情がありました。そのため、別の研究室も選択肢に入れ、知り合いの研究室の受け入れ状況をリサーチして希望の研究室を決定しました。外部から研究室を選ぶ際にも、希望する研究室が何人の修士学生を受け入れることができるかを調査することは大事だと思います。

試験勉強

出願後、本格的な試験勉強を開始しました。具体的な勉強方法としては、教科書で基礎を一通り復習し、その後、過去問を繰り返し解きました。研究室内で過去問とその解答が引き継がれていたため、それを利用して試験対策を行いました。

受験を考えている方に伝えたいこと

内部進学の利点としては、院試対策の資料が研究室内で引き継がれていること、同じ専攻を目指す人が身近にいること、研究室や院試の情報収集が容易であることなどが挙げられます。しかし、外部からの受験者でも積極的に研究室見学を行い、情報収集をし、その際に院試の過去問と解答を入手したいことを伝えれば、必要な情報を得ることができると思います。外部受験者が不利になるわけではなく、その人の熱意次第で不利な点を補うことはできると思います。まずは遠慮せずに積極的に行動することをお勧めします。

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