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デザインスキルについて

結論:デザインスキルとは既存概念を壊し、新しい視点で物事を考えるスキル。

皆さん1800年代後半に活躍した芸術家をご存知ですか?
そうです、ピカソやゴッホです。ピカソは芸術家の中で1番儲けた人と言われていますが、どうやって儲けたのか、その方法がとても面白いです。
ピカソはまず、絵を買う人たちの行動を見ました。すると共通してワインを飲んでいることに気づきます。
そこで自分の絵を知ってもらうためにラベルをつけたわけです。そのワインこそが、シャートー・ムートン・ロートシルト。
イギリスの大実業、ロスチャイルド家のワインです。

商品やサービスを中心に物事を考える思考法。人々の行動を中心にマーケティングを考える、マーケティングをデザインすることが大事になってきます。

もう一つ、日本酒市場で例をあげます。

洋食市場の変化により魚→肉になり、日本酒→ワインと飲料にも変化が起き、日本酒の売り上げは落ちています。それに対して需要を上げる施策はあるのか?
ラベルを変える?PRを強める?値段を安くする?
これらのモノ思考の施策であれば再起は不可能です。
なぜなのか、それは日本酒がワイン層に対して無意味であり、市場をとれないからです。
ではどうすればよいのか、それは魚と肉料理に市場を分けるのではなく、料理に合うのお酒を選ぶべきなのです。
さっぱり料理に合う酒の市場とコクのある料理に合うお酒の市場に分けます。
さっぱり料理に合う日本酒AとワインA。
コクのある料理に合う日本酒BとワインB。
といったように、選択肢を増やすことが必要になります。なので、メニュー記載方法すらも変わるべき必要があります!!

そうすることで、必然的に肉料理にも日本酒を売ることが可能になります。

ついでに前回の記事のジャム屋さんはどうやったらさらに儲かることができるのか!
ジャムと一緒にパンを売る!これはモノ思考になりますのでダメなので、行動思考に変えるにはジャムと一緒に朝食!になります!
ジャムを売るためには、味やクオリティ、ジャムと合うものを考えるのではなく、ジャムを食べる人の行動への何かを与えるべきなのです。

では、どういう風に店をやっていくのか、次回はVOTについて書いていきたいと思います。ではまた!!