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経営幹部としてのマネジメント&キャリア成功術!

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経営幹部としてマネジメント力を発揮するための具体的ノウハウ、経営幹部としてのキャリアの在り方・歩み方についてご紹介します。
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#幹部育成

入念にプログラム設計したタレントマネジメントはなぜうまくいかないのか?

“古くて新しい”と言える経営課題のひとつに、「タレントマネジメント(次世代経営幹部選抜・育成)」があります。ここ最近、経営人材確保の問題や、後継者問題への対処の必要性・重要性に対する認識が高まっており、改めて「次世代経営幹部育成」について話題に登ることが多くなりました。また、そのためのタレントマネジメント専任組織や制度の導入を検討する企業も増えており、実際に私も折々ご相談を頂いております。 しかし、次世代経営幹部の選抜・育成については、「これまで何度か取り組んでみたが、う

40~50代の幹部クラス採用で「採用ミス」を回避する6つのチェックポイント

ここ最近、非常に増えているのが、短期(数ヵ月~1年以内)での再転職に踏み切る、「40~50代の幹部クラス転職者」です。中には短期転職を、一度のみならず複数回繰り返している人も急増しています。 短期転職の理由は様々ですが、転職者側から見た理由は、大きくは以下の3つに大別されます。 転職者側も企業側も、選考プロセスの中でお互いに確認・チェックをしていたはずですが、こうした転職者側の事情による短期離職が非常に多くなっており、当社にもそうした方からの再転職相談が殺到しています。

リスキリング時代に成果の出せるリーダー育成は、研修よりも現場経験を重んじる理由(わけ)

ビジネストレンドワードとして、すっかり定着した「リスキリング」。“1億総リスキリング”とも言われるこのリスキリング時代に、改めて研修について考えてみたいことがあります。 私がリクルート出身、そのうえ人事部門にいたことがあるということで、昔から今に至るまで「リクルートの人材育成方法、教育プログラムを教えて欲しい」と言われ続けてきました。その際、いつもお答えしてきたことがあります。 それは、語弊を恐れずに言えば、「リクルートにあるのは、優れた教育プログラムなんかではない。良い

昇進レース、中間管理職で止まる人・役員に上がる人の違いとは?

当社では長年の実例検証と分析を重ねた結果として「経営者力診断」を開発・提供しています。 この診断の骨格となっているのが次の方程式です。 経営者力=(構想力+決断力+遂行力)×リーダーシップ力×学習力・習慣化力 「構想力」「決断力」「遂行力」の3つが骨格の3要素であり、足し算で表しています。この3つにレバレッジを効かせるのが、「リーダーシップ力」と「学習力・習慣化力」で、掛け算になっています。 マネジメント力の高い人は共通して、この5つの力を発揮して日々の現場に臨んでい