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経営幹部としてのマネジメント&キャリア成功術!

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経営幹部としてマネジメント力を発揮するための具体的ノウハウ、経営幹部としてのキャリアの在り方・歩み方についてご紹介します。
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#マネジメント

部下の「自己肯定感」と「自己効力感」を高める幹部・上司のマネジメント力の伸ばし方

「自己肯定感」と「自己効力感」。その“意味合い”と“違い”とは最近、「自己肯定感」という言葉をよく耳にするようになっていませんか? これは仕事のみならず、コロナ禍で生まれた社会的な不透明感・不安心理を要因として出てきたトレンドかなと思います。 「モチベーション」や「コミットメント」を継続的、安定的に高めるための下地作りとして、部下の「自己肯定感」と「自己効力感」の2つを高めてあげることは非常に大事です。 これらは似たような二つの言葉ですが、「自己肯定感」は「これでよい(

リスキリング時代に成果の出せるリーダー育成は、研修よりも現場経験を重んじる理由(わけ)

ビジネストレンドワードとして、すっかり定着した「リスキリング」。“1億総リスキリング”とも言われるこのリスキリング時代に、改めて研修について考えてみたいことがあります。 私がリクルート出身、そのうえ人事部門にいたことがあるということで、昔から今に至るまで「リクルートの人材育成方法、教育プログラムを教えて欲しい」と言われ続けてきました。その際、いつもお答えしてきたことがあります。 それは、語弊を恐れずに言えば、「リクルートにあるのは、優れた教育プログラムなんかではない。良い

ドラッカーが投げかける、超シンプルで、超絶に深い5つの質問

マネジメントの父、ピーター・F・ドラッカーが、存命中にコンサルティングに関わる企業経営者に必ず問うた「5つの質問」がありました。 『「最も大切な5つの質問」とは、今行っていること、行っている理由、行うべきことを知るための経営ツールである。それは、「われわれのミッションは何か?」「われわれの顧客は誰か?」「顧客にとっての価値は何か?」「われわれにとっての成果は何か?」「われわれの計画は何か?」という5つの問いからなる経営ツールである。すべてが行動につながる。何ごとも行動が伴わ

部下のやる気を引き出す【究極の5つの特性】

「部下のやる気に火をつけたい」……経営幹部なら誰しも、普段からそう思っているものでしょう。しかし、部下にただ「やる気を出せ」、「頑張れ」などと言っても、必ずしもやる気が出るものではなく、場合によってはむしろやる気がダウンしてしまうこともあるかもしれません。では、どのようにすれば部下のやる気を引き出すことができるのでしょうか。 「動機付け」や「モチベーション」は、心理学の世界でもかねてより関心の高い、人気のテーマでもあり、様々な研究者が研究・理論発表を行っています。中でも有効

マネジメント人材に求められる「アート」「クラフト」「サイエンス」

経営人材として抜擢される人には、論理思考力と人間性の両面が求められます。この「理」と「情」を高いレベルで兼ね備えた人が、最終的に社長になる人といえます。どちらが欠けても駄目なのです。 経営学者のヘンリー・ミンツバーグ教授(カナダ、マギル大学デソーテル経営大学院クレゴーン記念教授)は、経営には「アート」と「クラフト」と「サイエンス」の3つが必要と語りました。まさにです。 これまで各処でこれにまつわるエピソードをご紹介してきました。現在連載中の『THE GOLD ONLINE