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【日本政治:考察】国民民主党と自民党の関係性の不可解なところ。

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 私の立場はただのフリーターであり、政治評論家でもジャーナリストでもありません。特定の団体や個人を攻撃したりする意志は全く無いことを踏まえたうえでお読みください。

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 狂ったように、ウクライナ情勢について書いていた。自分がかつて世界史についてある程度勉強し、政治哲学などにも学生時代に少しは触れたからかもしれない。また、世界は予想通りには動かず、ウクライナは数日で陥落してしまうだろう、と私も思っており、その通りにはいかず、ウクライナが徹底抗戦をしたことによって、世界の潮流が一斉に変わっていった。そのことに感動し、とにかくウクライナの抗戦が世界に何をもたらしたのかを書き続けていた。

 ある地点で歴史が動く時には、連動して他の地域の歴史も大きく連動する。日本ではタブー視されてきていた「核による抑止力」を、アメリカと共有しなければならないという、全く新しい政治主張が突然出てきた。ロシアよりも、中国・台湾問題で近い将来起こるであろう武力衝突をも踏まえての論争だと思われる。

 不気味なのは国民民主党である。予算採決の際には野党の中で唯一賛成を投じたし、今回の核共有の議論に対しても「持ちこませず」の表現の解釈を問題にしなければならないと、自民党の保守系議員の主張に寄った形を取っている。かつて、【ただの空想としての陰謀論】としてあげた『民主党と民主党』(https://kakuyomu.jp/works/16816452221466841294/episodes/16816700428524863557)もあり得るのではないか、とまた妄想を拡げてしまう。秋の衆議院選挙前の国民民主党は、党員も少なく、まさに生きるか死ぬかの選挙を繰り広げなければならなかった。そこで、略称名を当時最大野党だった立憲民主党と全く同じ『民主党』とすることで、立憲民主党に票を入れようとした人が、略称名『民主党』を書き、その結果として比例代表復活で国民民主党は大きく党員を伸ばすことが出来た。そこで漁夫の利を得たのが、最大野党を少しでも減らしておきたいと考えた自民党になった。

 その後の政治情勢を見ても、国民民主党は歴史的に見てもまれな与党寄りの政策活動を続けている。国民民主党と自由民主党は選挙戦の際に、互いに利益になるように何か話し合いでもしたのではないか。それで『民主党と民主党という同じ略称を使い互いの利害を一致させる』といった奇天烈な方法を取ったのではないか。最初はただの妄想だと思っていたが、選挙後の国民民主党があまりにも与党に寄っているように見えるのは私だけだろうか。

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 歴史は連動して動く。歴史が動いたロシア侵攻は、日本国内の政策においても大きな転換点を迎えているのかもしれない。それは良いことなのか悪いことなのか、はたまたどちらでもない、何も起こっていない平和なことなのか。分かるのは、現代が歴史となる数十年後の子供たちだけである。

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