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はじめましての御挨拶
noteでは、はじめまして。
井上雅彦と申します。表示名にカタガキをつけているのは、同姓同名で著書のおありになる別職業の方が複数名いらっしゃるので、わかりやすいように表示しました。
私は小説を書いたり、アンソロジーを作ったりしています。
アンソロジーといっても、傑作選ばかりではなく、多くの小説家が新作書き下ろしを披露して競作する「オリジナル・アンソロジー」というタイプのものを多く作っていて、四半世紀前に自分で立ち上げた《異形コレクション》というレーベルが現在も続いていて、ありがたいことになかなかに人気があるのですが、そもそも、これを創ったのも、自分の好きな短篇小説を書く場所を増やしたかったからでした。
私は、1983年に、星新一さんがたったひとりで選考を行う「星新一ショートショートコンテスト」で優秀作を獲得し、それをきっかけにこの世界に入りました。もともと、短い小説、ショートショートや、短篇小説が大好きだったのです。
大好きといえば……私は連作短篇から長編小説までさまざまなタイプの作品を書いてきましたが、そのほとんどに、幽霊や、吸血鬼や、怪物たちが……この世のものならぬ存在たちが異形の影をおとしていることが圧倒的に多いように思われます。どうやら、私は宵闇色の物語が心底、好きなのでしょう。冬の朝に焙る珈琲の香りや、真夏の鍋物などと同様に。
さて、そんなフェイバリットなことも含めて……これから、いろいろなことを、おいおいと書いていければと思っております。
作品のこと、本のこと、好きなもののことなどを……これからも、いろいろと。
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