2021年4月より「70歳までの雇用」が努力義務に!
2021年4月より「70歳までの雇用」が努力義務になりました。
企業に70歳まで働ける機会の確保を求める改正高年齢者雇用安定法が、2021年4月1日より施行されました。
人生100年時代を生きる私たちの老後の暮らしに直結する問題ですので、サラリーマンなどに動揺が走っているようです。
現実の問題を考えてみます。
私が経営している障害福祉サービスを行う会社では、最高齢の方は78歳の方が非常勤で働いています。
20代の方も働いていますので、年齢は幅広く働いています。
しかし、中身を見てみると、60代の女性が多く働いています。
また、子育てを終えた50代女性、
シングルマザーの30代、40代女性、
他では再就職できない40代、50代の男性、
軽い障害をお持ちの50代、60代の男性と女性、
子育て真っ最中の40代男性、
複数の仕事を掛け持ちしている20代女性など、
本当に様々な方に働いてもらっています。
自分自身が現場で感じる印象は、
60代の女性が、年金だけでは生活できないため、又はもう少し収入がほしい人たちが多く働いているように思います。
今まで何の資産形成もしていない人たちが多いようですが、
生活に必要な収入を求めて仕事をしたいと言われている方が本当に多いと実感しています。
最近では本業がコロナ禍で、仕事が減ったり無くなったり、
ご主人の収入がコロナ禍で減少したりしている方が多いようです。
もっと仕事をさせてもらえないと困るという非常勤の方の声が多いです。
年齢を重ねても、資産がないと死ぬまで働き続けないといけない状況を、いつも垣間見ている気がしています。
そんな方たちに、私の会社は支えられているのですが、
本当は、若い頃から、
特に若くなくても、
30代であっても、40代であっても、50代であっても、
自分の老後のために、
資産を構築することを真剣に考えないと、
本当に死ぬまで働かないといけない状態になります。
日本は、年金で高齢者を潤すことがもうできないため、70歳までは働いてください。
企業は高齢者をもっと雇用しなさい。(今は努力義務ですが)
『国は70歳までは、保障しませんよ。』と、言っているように見えます。
ここで生涯収入を見てみましょう。
新卒で入社してから退職までの間に、どれくらいの収入を得ることができるのでしょうか。
男性で約2.7億円、女性で約2.2億円というデータがあるそうです。
これに対して、一生涯で「ゆとりある老後生活」を送るために必要なお金は、約3億円といわれています。
この得られる収入と支出の差は、多くの人は収入の方が不足しています。
これは、普通に労働しているだけでは、どんなにがんばっても生活していくのがやっとで、老後は食べることも難しくなってくるのではないでしょうか?
このあたりのことに気が付いた人たちは、昨年から資産を運用してお金を増やそうという動きとなって現れているようです。
とても重要なことですので、何回も言います!
『年金だけでは、老後はもう過ごせないんです。』
ということは、生活保護の高齢者がこれからはどんどん増えていくと予想されます。
コロナ禍でも同じですが、それに甘んじる人、そうならないように努力し続ける人というように様々な人がいると思います。
高齢になってお金が無くて一番困るのは、必要な医療が受けられない、必要な薬を買えない、食べないといけない食材を買えないということになってしまいます。
これは、アリとキリギリスの話ではないですが、働けるうちにお金を増やさないと冬になるために何も準備しなかったキリギリスのようになってしまいます。
自分だけは大丈夫。という考えは今すぐ捨てたほうがいいと思います。
私も自分の老後のために日々自分なりにいろいろな情報を取り入れています。
働くことができている今のうちに何とかする。
そして、早期リタイヤする。
これを私は目標にしています。
同時に生活に必要なお金を得るためではなく、ライフワークとして好きな仕事を生涯現役でしていきたいとも考えています。
あなたもそろそろ投資や資産運用について真剣に考えてみませんか?
今日一日の行動の積み重ねは、あなたが70歳になったときのあなたの未来を確実に創ります。
あなたの未来図は、
死ぬまで働き続けることにしますか?
それとも悠々自適に楽しく暮らしますか?
どちらがいいですか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?