ジモティとノマド、どちらがマシか？
遊牧民のことをノマド (nomad) という。
私は18歳で実家を出てから、15回ぐらい転居している。ノマドである。
転居回数が増える理由は、遠距離移動が嫌いだからだ。職住接近をモットーとしている。
私ほどでなくても、キャリアを追求したら転居回数は増える。
積極的にキャリアを追求すれば、進学や就職のたびに転居があるし、全国転勤のある仕事をしている人は、20年で5回ぐらいは転居するし、家族が増えたり減ったりするたびに家を住み替えると、それだけで、転居は3回くらいになるだろう。
ジモティとノマドと、どちらが幸せなのか？
ジモティの住宅は、家の内装や庭園に年季が入っている。長年かけて、内装を作り変えたり、庭を整備してきた形跡がある。
これは、ノマドでは得られない環境だろう。一戸建てを買っても、一朝一夕に好きな家や庭は作れない。
ジモティたちは、よりましな進学結婚就職をつかむ可能性を切り捨てて、たまたま見つかったキャリア、縁談、ポストに40年しがみつくのだ。
その代わりに、住み慣れた家と庭ができる
ジモティとノマドと、どちらがいいかは、好みの問題だ。
持ち家もなく転居を繰り返すノマド的生活を不安に思う人がいるが、私の場合、むしろ、住宅ローンで特定地域に縛られる方が怖い。
親が頻繁に転居する場合、育児はどうするのか？
寄宿学校という解決策がある。
学費は年間100万円。生活費込だから、決して高くない。
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