見出し画像

板挟みを回避する、、、

役員からの「こうしたほうがいい」という指示。現場からの「こうするべきです」という要求……。往々にしてそれらは異なることが多いですが、その調整をするのがいわゆる中間管理職です。

 上からの指示のほとんどは、コストダウンに関するものです。これはいきすぎると、現場の士気を低下させることにつながります。

 一方の下からの要求は、改善に関するものです。これは顧客の利便性や自分たちの待遇をよくするものがほとんどですが、コストダウンとの相性はやや悪いです。

 コストダウンは、常に見直さなければならないことです。改善も、常時するべきものです。どちらも大切なことであり、一方だけすればいいというものでもありません。  

とかく中間管理職は、上と下の板挟みになりがちです。その最大の理由は、明白です。どちらか1つに決めようとすることにあります。

「上からの指示は絶対。でも、下からの要求も正しい。どっちにしたらいいのだろう」

 こんなふうに悩んでいる中間管理職は、日本中の至るところにいます。もしかしたら、今のあなたがまさにその悩みの最中にあるのかもしれません。この板挟みを回避する方法は、2つあります。

カンタンなほうから言うと、現状維持。言い換えれば、何もしない。

もっとも、これには副作用があります。何もしないので、上からも下からも「無能」の烙印を押されてしまいます。行き着き先は、左遷でしょうか……。
難しいほうを言うと、上からの指示と下からの要求の両立。どちらも満たす最適解を考え、それを実行することです。

顧客の利便性や現場の待遇をよくしながら、コストダウンを図っていく――。その方法を考えて現場で徹底させるのは、中間管理職にしかできないことです。「最大の仕事」と言っても、いいかもしれません。

具体的にどうするのかと言えば、組織の理念や目的に立ち返ること。そうすれば、必ず最適解を見つけられます。日ごろからそうした言わば原点に思いを馳せていれば、いい案を見つけられるし、実行できるものです。

板挟みになりたくなければ、中間管理職は自らの仕事を率先して行うことです。そこにこそ、中間管理職が存在する意味があります。

(朝の独り言⭐️)
昨夜は、リアルセミナーでのクリスマスイベントでした。やー本当に盛り上がりました。沢山の方から質問もあり、充実した時間を過ごすことができて本当に感謝しています。
来年は、キックオフセミナーを行なう予定です。是非、皆様の参加を楽しみにしています。1月22日を予定しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?