井上裕之

歯科医師(歯学博士)著者 東京医科歯科大学、インディアナ大学など国内外7大学で役職を持…

井上裕之

歯科医師(歯学博士)著者 東京医科歯科大学、インディアナ大学など国内外7大学で役職を持つ。著書累計130万部を超え、世界初の潜在意識の権威であるマーフィートラストから、グランドマスターの称号を授与さる

最近の記事

面倒なことには、制限時間を設ける、、、

たまった伝票の整理。会議に提出する資料の作成。散らかった部屋のかたづけ……。 仕事、プライベートを問わず、世の中は「するのが面倒なこと」であふれています。そうは言っても、「面倒だから」と言って、あと回しにしてしまえば、困るのは自分自身。しないでいたら、ツケは必ずあとになって返ってきます。 「やらざるを得ない」と分かっていても、取り組むこと自体はイヤだから積極的にはなれません。そういう面倒なことを抱えている人に、「処理できる方法がある」と言ったら、身を乗り出してくる人は多い

    • 未来をカタチにする、、、

      「未来というのは、どこにあるのか?」  もしそんな疑問を持ったとしたら、明確に答えることができます。それは、「この世のどこにもない」です。 こう言うと、「エッ、そんな……」とションボリしてしまう人がいるかもしれません。あまりにも身もフタもないので、こう言い換えることにします。 「未来は、想像の中にしかない」  未来とは、あくまでも想像上の産物。「どこかにあるものではない」のは確かで、「こうなるといい」「こうなってほしい」という希望や願望をイメージしたものにすぎません。

      • 安定は、衰退の始まりになる、、、

        「組織を運営していくにあたって、求められるものは何か?」  こう問われたとしたら、多くの人は「安定」と答えるかもしれません。特に、マネジメントする側にすれば、より切実に求めたくなるような気がします。 「安定」という言葉には、組織の中にいる側からすれば、安心感をもたらしてくれます。安心感があるからこそ、なんの心配もなく働けるという側面は確かにあります。  もっとも、それは「まやかし」です。安定を求める人は、残念ながら、その言葉の本来の姿に気づいていません。それを知ったとき

        • 「追い込む」と「追い詰める」は違う、、、

           自分にプレッシャーをかけるのは、成長を促すうえでは欠かせないことです。「プレッシャー」と聞くと、身構えてしまう人もいそうですが、うまく取り扱えばなんの問題もありません。 自分自身に上手にプレッシャーをかけられるようになると、グングン成長できます。反対に、かけすぎてしまうと、「燃え尽き症候群」になりかねません。 うまくプレッシャーをかけるのは、自分自身を追い込むこと。これは、自分自身に適度な負荷をかけることです。実力よりも2割増しの課題を自分に与えていって、いずれは難なく

        面倒なことには、制限時間を設ける、、、

          「せっかち」にならない、、、

          「早め早めに行動する」と言えば聞こえはいいですが、決められた時間よりもかなり前にスタートするので、それほどいいことでもない……。それが、「せっかち」です。  ものごとに早めに取りかかるのは、せっかちの人の特徴です。なぜせっかちになるのかと言うと、「安心したい」からです。そう言っても、あながち的外れではありません。安心を求めるのは、2つの大きな理由があります。 1つは、遅れたり間に合わなかったりするのがイヤだから。たとえば、クライアントとの商談があれば、時間的余裕があるにも

          「せっかち」にならない、、、

          接触頻度を増やしていく、、、

           新しいことを始めようとするとき、特にこれまでやってきたことを全面的に改めてゼロからスタートしようとするときに起こるもの……。それが、「摩擦」です。もちろん、なくなるように努力すべきなのは、言うまでもないことです。 誤解している人は多いですが、新しくやろうとしていることの中身が問題だから、摩擦が起こるのではありません。やろうとすることに異議があるのならば、何度もかつ丁寧に説明すれば、納得してもらえます。 もし中身で反対されてしまうのであれば、「内容がない」というダメ出しを

          接触頻度を増やしていく、、、

          人付き合いは「浅く深く」でいい、、、

          「浅く広く」なのか、それとも「狭く深く」なのか……。人付き合いについては、このどちらかの考え方を持って実践している人が多いように見受けられます。あなたも、この2つのどちらかに絞った人付き合いをしているのかもしれません。 「浅く広く」にすれば、交流する人は多くなりますが、その半面、1人1人とじっくり付き合うことが難しくなります。「深く狭く」は、その逆。  どちらがいいかは、その人が人付き合いに何を求めるかによります。交流範囲を拡大させたいなら、「浅く広く」になりますし、1人

          人付き合いは「浅く深く」でいい、、、

          やる気は自然に充填される、、、

          「どうしたらいつもやる気マンマンでいられますか?」  こんなふうに聞かれたら、答えはただ1つ。誰にでも当てはまることなので、聞いておいてソンはありません。 それは、「よく寝る」こと。こう言った途端に、ガッカリする人が続出しそうです。なかには、「期待してソンをした」と憤る人もいるかもしれません。 この答えに納得できない人は、何かカン違いをしています。やる気とは精神的なものだと思っているようですが、違います。滝行とかの修行をすれば、「やる気が湧いてくる」と思っている人は多い

          やる気は自然に充填される、、、

          身に沁みないと、人は変わらない、、、

           お酒を浴びるように飲んだ翌日……。ひどい二日酔いになって、「こんなことになるなら、もうお酒なんか飲まない!」と誓った人は、おそらく世界中にたくさんいます。   翌日は1日中気分が悪く、「お酒を飲みたい」とはまったく思わないもの。それは、偽らざる本音。間違いなく見るのもイヤになっています。 なんとかその日を乗り切った翌日。体調はほぼ元どおりになっています。朝は元気に出社して仕事が終わって街灯がつくころになると、なぜかソワソワし出して、「ちょっとくらいはいいかな?」という気

          身に沁みないと、人は変わらない、、、

          サンクコストは取り返せない、、、

           ビジネスをしていると、どんなにしっかり計画を立てて、準備万端で臨んだとしても、ときに「このまま続けたら、大変なことになる……」という事態が生じてしまうものです。「このままではマズイ」と感じるのは最初のうちは一部の人だけだとしても、危機意識は徐々に浸透していって、やがてほとんどの人が共有するようになります。  このとき迫られるのは、取り組んでいるそのビジネスをどう処理していくのかということ。その判断は、早ければ早いほどいいです。考えられる対処法は、主に3つ。 1つ目が、撤

          サンクコストは取り返せない、、、

          相手への思いをひと言に集約する、、、

          「お大事に」「お元気で」「ご自愛のほどを」……  こうした相手を気遣う言葉を言ったり言われたりするのは、日常茶飯事。やや慣例化、虚礼化しすぎている面もありますが、それでもこうした言葉が日常生活の中で交わされるのはいいものです。何よりいいのは、ほんのひと言で済む点です。 「暑い日が続いていますし、年齢が年齢だけにムリもできませんから、熱中症にならないように注意しないといけませんね。水分はこまめに摂るように。気持ちが若いつもりでも、カラダは正直ですから。健康第一で、くれぐれも

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          気分次第で行動しない、、、

          「お昼はコンビニ弁当の予定だったけど、気分がいいので、奮発してお寿司!」……  こんなふうにそのときの気分で行動を変えてしまうという経験は、誰にでもあるものです。行動が気分で左右されるのがいいのかと言えば、もちろん「NO」です。 基本的には「気分で行動しないほうがいい」です。だからと言って、「絶対にしてはいけない」ということはなくて、ランチに何を食べるかといったことなら、気分によってガラッと変わっても、なんの問題もありません。 そもそも自分自身が「これがいい」「こっちに

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          ゴールがない旅を突き進む、、、

          ゴール自体が勝手にドンドン先に移動してしまい、なかなかたどり着くことができない……。もしそういう旅があったら、あなたは出発するでしょうか。 目の前まで来たら、ゴールが勝手に移動してしまうので、いつまで経っても到着できずにいます。それがどんな旅なのかと言うと、「幸福」です。 幸福には、ゴールがありません。このことは、「幸福になれない」を意味するのではなく、あくまでも「点ではない」ということ。  幸福とは、線。「今この瞬間だけ」「今だけ」という刹那的なものではなく、本来は続

          ゴールがない旅を突き進む、、、

          実践して初めて、学びになる、、、

          学びは、生涯続けるものです。「これでいい」という上限がないから、生涯続けることができます。 ひょっとしたら完全にものにすることができずに、自分自身の寿命が先に尽きてしまうこともあり得ます。それだけ奥が深いものなのですから、「学ばないでいる」のはとても、もったいないことです。 どんなことでも学びにすることができるし、興味を持ったものを追求すべきです。誰かに師事する必要もなく、今の時代は1人でも多くのことを学ぶことができます。 特に決まったルールはないですが、1つだけ絶対に

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          毎朝、キックオフする、、、

          毎朝、キックオフする、、、 「あなたは1日の始まりを何にしていますか?」 こんなふうに聞かれたら、「エッ?」と言ったきり、何から1日を始めているのかをすぐに思い出せずにいる人は、たくさんいそうです。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。 ようやく「そうそう。これです」と言った後に出てくるのが、「顔を洗う」とか「着替える」「カーテンを開ける」「シャワーを浴びる」「お湯を沸かす」「新聞を読む」といったことです。おそらく個人差はそれほどなく、多くの人が先に挙げた5つか

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          人生は、楽しむためにある、、、

          「人生はなんのためにあるのか?」  こんなふうにやや哲学的なことをいきなり聞いたら、多くの人はビックリするに違いありません。なかには「熱でもあるんですか?」と真顔で心配する人もいそうです。  人それぞれ答えが違うのを承知で言うと、楽しむため。人生は、楽しむためにあります。 こう言うと、やっている仕事や勉強を放り出して、喜び勇んでどこかへ遊びに出かけてしまう人もいそうですが、逃げているのと同じ。ロクな結果が、待っていません。極端なことを言うと、一時の享楽にふけったあまり、

          人生は、楽しむためにある、、、